Mamiya 6 Automat  蛇腹カメラ

ファインダーがそれなりにええ加減なので完全シンメトリックは難しい。
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僕の大好きなカメラの修理屋さんが直してくれたマミヤ6オートマット。
カメラ屋のプライスタグには当時では信じられない安値がついてて、追記にレンズカビ、しかし美品、とのことでめでたくうちにやってきた。だって前から触りたかったし使いたかったし、写りが見たかったもん。そのココロは後述。
この個体はウソ偽りの無いカビレンズでしばらく触って眺めるだけだったが、そのレンズをどないかならんかなぁと診てもらったときに、素早いチェックの後「残念なお知らせが・・・」と蛇腹のコーナーに穴があることを教えてくれた。あぁ、もうホントにジャンクのジャンクだったんだ、、、と思ってたら「この状態で(畳まない)持って帰れます?」と。何のことだかポカンとした顔をしてたんだろう、すぐに察知して「このまま持って帰れるなら応急処置をします、たぶんいけると思います、数日触らないでくださいね」と言って目の前で直してくれた。 僕はその一部始終を見てて、あぁ、この人は僕の神さまかもしれない。とちょっと本気でそー思った。

そのマミヤ6オートマットの試写の時に、手持ちの蛇腹カメラを全部持ってって対決させてみた。並べてみるとかなりニッチ。各メーカーのフラッグシップ機が集結してるんだ。たぶん全然訳解らないかもしれないけど。
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左はコニカ パール3(1955 昭和30年)、真ん中が今回の主役マミヤ6オートマット(1955 昭和30年)、そして右がキングオブ蛇腹カメラのツァイス イコンタ スーパーシックス533/16(1952-諸説あり)。この3機種に共通している点は、蛇腹カメラなのに全て自動巻止が備わっていること(赤窓が無いのだ)。僕の好みなんだろう、蛇腹街道はそれなりに通ってきた結果手元に残った機種が赤窓無しの機種ばかり。パール2もチビリそうになるほど写りには感動しながらもパール3なら赤窓を見なくてもいいんだ、と思うと、探さずにはいられなかった。めでたく発見・保護し、階級をあげた。ツァイスもスーパーシックスのシリーズを何台か経て、テッサーの2.8があるならそれの写りが見たい、触りたい、ということでとうとうBXを手に入れた。そして、国内外の蛇腹カメラの頂点を吟味していると絶対外せないのが国産マミヤ6、それもオートマットじゃないとイヤ。

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カメラ好きじゃなくても撮影する人が一番長い間見ている箇所がファインダーじゃなくて軍幹部だろう。だからカメラの軍幹部はデザイン的に良くなければいけないし、仕上げも上質でなければ愛でれない、外装ではフロント部分と同じくらい大事な箇所なんだ。どの機種もメーカーの色が出ててすぐにそれとわかる、個性溢れるカメラ達。これを撮影する為に敬意を表してわざわざ重たいのに、同世代の35mmの王様、ライカM3を起用して、更にわざわざポジで撮っている。アホや。

マミヤ6オートマットがすごいのは、巻上動作と同時に「シャッターのチャージ」をしてしまうことだ。これは6x6のスプリングカメラではマミヤしか成しえていない(他のフォーマットは知らん、僕は66がすきなのだ。パールは645だが、ヘキサノンが好きなので勝手な例外である)

ツァイスは早々に自動巻止を採用していたが(しかし戦前型は11枚撮りという贅沢すぎるカメラだった)セルフコッキングまでは採用できなかった。それを国産のカメラが一回の巻上動作であとはシャッターを押すだけという快挙をやってのけたのだ。メカニズム的には天下のツァイスを越えたマミヤ6。これを触わらずして死ねるか、ということである。死んどけ、と言うな。 でも当時は高かった。完全調子のソレは「あ、ほなお持ち帰りしよかー」と気安く言える値段ではなかった。

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線路をシンメトリックに撮ったら、やはり電車も撮っておこう。電車といえば駅撮りじゃない場合はほとんどの場合走ってはる状態なので、マミヤ6で流し撮りっ!ビミョーだが良しとしよう。初撮り3コマ目なんだからマケといてくれ。


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モノクロもかなり健闘していたが、カラーはまた別の意味で非常に味がある良い写り。ただしシャッターを押したあとの共鳴感触というのだろうか、少しボディに反響する安っぽぃとは言わないがあの軽い音が特徴的。ボディの目方がすごく軽いのでそれも影響しているんだろうか。こと、フィーリングで言えばツァイスの圧勝であるが、パールもマミヤもツァイス比で圧倒的に軽いというメリットがでかいので、もし僕のように数台も持ってて選べるようなバカな環境にいる場合はついつい軽い方をチョイスしてしまうという具合になってしまう。なんでイコンタスーパーを買ったんだろう。。。かわいそうに、ごめんね...っておもってしまうようになると重症。


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このトワイライトタイムの空が大好き。 けっこういいトーンが出てて驚く、優しいトーンだ。オリンパスってやっぱええなぁ。そう、マミヤ6についてるレンズは泣く子も黙るオリンパス製ズイコー。漢字で書くと確か「瑞光」、いや~、やっぱし日本人っていいね。瑞雲たなびく光景を瑞光で撮る、なーんてもう撮影するにも和装してシャッター切る度に「では一句...金色(こんじき)のぉ~・・・」とかせなアカンよな気持ちになってしまうネーミング。ネーミングで言えば今は無きミノルタの社名とかも由来は有名でけっこう面白い。カメラ名とかだともっといっぱいある。安直でどうしようもなくアホなのも更にいっぱいあるけど。

さてそのズイコーレンズの威力を感じつつ、カビが無かったらもっと・・・と、思ってしまうのはカメラマンの性。でも、このカメラには修理屋さんの優しさが入ってるから、僕は違うマミヤを探すことは無い。同時に撮ったモノクロネガの結果はもうすでに修理屋さんとあーだこーだ言いながら話のネタにして楽しんだ。ポジは時間がかかるからよーやくお披露目。 ありがとう、すごくいい感じのカメラとして復活しました!
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# by shonencamera | 2010-12-02 08:00 | スプリングカメラ | Comments(13)

モトレボ パート7 悪魔のダイアル998

タイトルがナンノコッチャだがフィンガー5ちっくにしてみたのだ。
そんなこととは全く関連もなく僕の走りの師匠であるチキチキセンセーの出番だ。お待たせー(to 本人)
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珍しくストレートの写真。これについては後述するが、年賀状にできそうな感じに余白を空けてある。...ウソ、切れた。。。



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このマシン、パワーの化け物だよーとパート1で少し書いたが、僕なんかがチョロっと走っただけじゃほんの数パーセントしかわかんないんだなーと、撮ってて感じた。ものすごっ・・・速いんだわ、このマシン。

少し位置が微妙にずれてるでしょ。奥さまの写真とかと比較したらよくわかる。 あのね、恥をしのんで実を言うと流しが追いついて無いの。 撮ってて、なんか「・・・あ☆、、んんっ?!」 って感じたのは立ち上がりの速さなんだろーなぁとモニタで見てて気がついた。



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久しぶりに見るペタペタ伏せの本気フルスロットル998。この位置からだとクリップちょっと過ぎたあたりからシュパー!と急に姿が見えてくるので、本当に超速いこのクラスになると現在の順位を頭に叩き込んでおかないと、目の前を通過するのがほんの数秒なので違うマシンとかで練習なぞしてたら「アヒィっ、、もう来たっ!」ってアワワとなるから、障害物で見えないコーナーの奥からじーっと待って通過車両を左目で見てもうくるか、もうくるかっ、と息を殺して待つのである。忍者か、わしは。



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うわぁ~、すんげーカッコいいなぁ。。え?自画自賛? ...うん(笑) まぁ写真もキレイだけどこの光の状態がキレイなんよ。 この時だいぶと傾いた陽はコース上の短いストレートに、細切れに陽が当たるエリアをつくってたので焦点距離にちょうどいいそのひとつのエリアを選んで立ち位置を決めたんだけど、それが的中して結果と残る確率はやっぱり低いから、少し納得いかんけどやっぱこれはこれで嬉しい写真だ。



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上の画像の箇所を過ぎると、一気にブレーキング。それまでのマシンの姿勢が正反対になっている。サスペンションってすごい仕事をしてるんやね。身体がもう次の左コーナーに向けてスタンバッてるよ。カッコいい。



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もうひとつコーナー側に光のエリアがあってそこは斜め前方から狙えるからこの瞬間も欲しかったんだけど、勿体無いショットが数点で終わってしまった。微妙なんやけど速さに僕が慣れることができなかったんやろなーって思う。あと少し早くシャッター、そしてピン芯がもう少し後ろだ。うーん、悔しい。



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なんで#62のようにコーナリング写真を撮らなかったかと。そうだ、それなら各周回安定して結果が出せただろうけど、実は2周目まで誰も撮ろうと思わない最終コーナー立ち上がりに居たのだ。車検場の勝者車両置き場からが良さそうなんだけどそこは怒られるから、建物挟んだそのピット側のガードレールに。



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こんな感じで見えてくる。速度は峠セクションから脱出なので相当速いんだろう。


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もうこの辺りでAFもヤバヤバになってる。ダメだぁ~、速すぎだー。。。 ガードレールを踏み台にしたいが、前に怒られたので(めっさ)ポケットにはいる脚立かあと15センチでいいから身長が欲しくなる。


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AF、かなりがんばってくれたんだが僕の追いがおっついていない。画面みっちみちでこの速度を追えたらたぶん神さまになれるな。


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これも甘アマだけど、1周目に振りカエルチキチキセンセー。


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もういっちょ甘アマだけどプチジャックナイフセンセー。こんなにハードブレーキングなんだと驚いた。

で、事前にどこで撮る?と聞かれたときに前々からWヘアピンの立ち上がりのパワーリフトが撮りたいからそれ一点集中する!と宣言してたし、それを絶対撮ってやる!と意気込んでたんだけど...実際に現地に行くと鉄柵がブランニューされててどうあがこうがプレス腕章が無いと撮れないことが判明。予選が終わってそれを伝えると「俺、さっきめっちゃ最高のパワーリフトしてたのにぃぃぃぃぃ~!」と(笑)。あーん、もったぃない!(ToT)

でも撮影不可能なんよ、で、撮れる場所といえば便所コーナーしかなくてその立ち上がりでなんとか同じよにならん?と聞けば あそこで前が浮くような走りをしたら次のコーナーに差しさわりが出るからアカン、とシビアな返事。当然やな、写真がメインじゃない、勝ちに来てるんだから。 

じゃあ、じゃあ(めげません)、ウイニングランの時に一発ウィリーは? と言ったのは言った。でも本気で戦ってるんだからできればでいいよーと言ったよな記憶がある。

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彼は覚えてくれてた。
というか、忘れてたのをコーナー出た時くらいに思い出したのかもしれない、急に。で、やってはみたもののそんときの回転数とかギアとかなんかうまいこといかへんかったのか、それでもちょっとだけ浮かしてくれた。 やっさしぃー!と、ホンマ思った瞬間。


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見事3位入賞!おめでとうー! この時左のおねーちゃんにピンを合わせたくなる衝動を抑えたのは、ちょっと言えない。


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表彰台から僕をみつけてくれて、小さくポーズをとるチキチキセンセー。あのお立ち台に立てるって、やっぱすごいなぁ。カッコいい。 パワーリフト写真はおあずけになってしまったけど、近いうちに絶対撮りましょう! 
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# by shonencamera | 2010-12-01 00:21 | レースとか | Comments(0)


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