RolleiMagic アレコレ
あけましておめでとうございます。
今年もあいからず好きなことを好きなようにUPしていこうと思っています。
ではローライマジックの続きから今年もどうぞよろしくお願い致します。
ローライマジックの露出計はここにある。当然ゴッセン製。
EVはざっくりと8.5-18なので屋外快晴から夕方くらいまでをカバーする想定だろう。
ASAは1600まであるのでここをいじくってAEのまま露出補正も思いのままである。
巻き上げはクランク式で、感触も何もかもがローライフレックスTと同様である。
こちらサイドはかなりオリジナルで、フラッシュ系の辺りなどは日本型を彷彿とさせる(どちらが先か知らないが)
2箇所長方形の部位は後述するが、なんとなくわかるだろう。
背面には見慣れたバリュー図などが全く無く、実にあっさりとしている。
AE精度への自信があったのだろう。
底面もローライフレックスT。カジュアルさを感じるトコロである。
こちらも全く同様で、合わせマーク式なのであっさりとしている。
巻き上げ、1コマ1コマのカウンターの上がり具合や、そのカッチリ感は流石、心地よい。
あの長方形の部位は、これなのである。
何故こういう形式を取ったのかは、やはりモダンイメージの追求と全体的に出っ張りを無くしたいというデザイン面でのオリジナリティーを狙ったものだろう。
こういう新しい試みの成果はエバレディケース脱着の際にユーザーは感じることができる。
三方で突起物といえば巻き上げクランクしか無いので、そこさえクリアすればスポン!と無理な開口部の拡大などをせずに出し入れできるのはこのモデルだけだろう。ピントノブに露出計が入ったローライフレックスのエバレディケースで、あの箇所に割れ目ができていないものなどなかなかお目にかかれないと書けば、うんうん!とモニタの前でうなずいてくれている人がきっと居る。
ピントフードは2.8F、3.5F、Tと同じで屏風式の実に気持の良い最高のものが奢られており、スクリーンも全てFと同質のものである。ここらへんはモデル的にアンバランスとは思いつつも撮影時にはピントの合わせ安い上質なフォーカシングに舌鼓をうてるし、軽メンテナンス時にもローライの最高の時代の各部品質をこのマジックでも感じることができ、ユーザーは満足感と幸せでいっぱいになれるちょっとお得な箇所である。
他のWEBでは真っ先に書く項目が最後になってしまったが、テイクレンズはクセナー75mm/3.5。
これは後期型のローライフレックスTやコードにつけられたものと同じものかと思う。
性能スペック的だけでいえば大したことはなくツァイスがつくればテッサー、シュナイダーがつくればクセナーという違いくらいしか無いと思ってる方は、これで撮ったポジを見ればひっくり返るに違いない。
強烈なクッキリ感と気持の良い青空の出方は、どうせ大したことないだろと僕も思っていて目からウロコ状態だったので、クセナー恐るべし、といって良い。そして、AEの精度も全く問題ない点も驚くべき点である。
そういうレンズには是非、老舗の中古屋のショーケースを食い入るように探しまわって純正のレンズフードを奢ってやってほしい。ローライのアクセサリーは今も昔も安くはないが、この当時の純正の品質は絶対純正以外では味わえないものがある。
ハッセルの場合、何故かそれを感じないのでアクセとかは非純正でもぜんぜんかまわないのは僕だけだろうか。。。(ハッセル信者には済まないが僕はハッセルも同じくらい大好きである)
当時としてはとてもモダンなデザインだったであろうローライマジック、フードをつければ更にシャープに映える。
少しお洒落をして軽やかに使えると粋である。
今年もあいからず好きなことを好きなようにUPしていこうと思っています。
ではローライマジックの続きから今年もどうぞよろしくお願い致します。
ローライマジックの露出計はここにある。当然ゴッセン製。
EVはざっくりと8.5-18なので屋外快晴から夕方くらいまでをカバーする想定だろう。
ASAは1600まであるのでここをいじくってAEのまま露出補正も思いのままである。
巻き上げはクランク式で、感触も何もかもがローライフレックスTと同様である。
こちらサイドはかなりオリジナルで、フラッシュ系の辺りなどは日本型を彷彿とさせる(どちらが先か知らないが)
2箇所長方形の部位は後述するが、なんとなくわかるだろう。
背面には見慣れたバリュー図などが全く無く、実にあっさりとしている。
AE精度への自信があったのだろう。
底面もローライフレックスT。カジュアルさを感じるトコロである。
こちらも全く同様で、合わせマーク式なのであっさりとしている。
巻き上げ、1コマ1コマのカウンターの上がり具合や、そのカッチリ感は流石、心地よい。
あの長方形の部位は、これなのである。
何故こういう形式を取ったのかは、やはりモダンイメージの追求と全体的に出っ張りを無くしたいというデザイン面でのオリジナリティーを狙ったものだろう。
こういう新しい試みの成果はエバレディケース脱着の際にユーザーは感じることができる。
三方で突起物といえば巻き上げクランクしか無いので、そこさえクリアすればスポン!と無理な開口部の拡大などをせずに出し入れできるのはこのモデルだけだろう。ピントノブに露出計が入ったローライフレックスのエバレディケースで、あの箇所に割れ目ができていないものなどなかなかお目にかかれないと書けば、うんうん!とモニタの前でうなずいてくれている人がきっと居る。
ピントフードは2.8F、3.5F、Tと同じで屏風式の実に気持の良い最高のものが奢られており、スクリーンも全てFと同質のものである。ここらへんはモデル的にアンバランスとは思いつつも撮影時にはピントの合わせ安い上質なフォーカシングに舌鼓をうてるし、軽メンテナンス時にもローライの最高の時代の各部品質をこのマジックでも感じることができ、ユーザーは満足感と幸せでいっぱいになれるちょっとお得な箇所である。
他のWEBでは真っ先に書く項目が最後になってしまったが、テイクレンズはクセナー75mm/3.5。
これは後期型のローライフレックスTやコードにつけられたものと同じものかと思う。
性能スペック的だけでいえば大したことはなくツァイスがつくればテッサー、シュナイダーがつくればクセナーという違いくらいしか無いと思ってる方は、これで撮ったポジを見ればひっくり返るに違いない。
強烈なクッキリ感と気持の良い青空の出方は、どうせ大したことないだろと僕も思っていて目からウロコ状態だったので、クセナー恐るべし、といって良い。そして、AEの精度も全く問題ない点も驚くべき点である。
そういうレンズには是非、老舗の中古屋のショーケースを食い入るように探しまわって純正のレンズフードを奢ってやってほしい。ローライのアクセサリーは今も昔も安くはないが、この当時の純正の品質は絶対純正以外では味わえないものがある。
ハッセルの場合、何故かそれを感じないのでアクセとかは非純正でもぜんぜんかまわないのは僕だけだろうか。。。(ハッセル信者には済まないが僕はハッセルも同じくらい大好きである)
当時としてはとてもモダンなデザインだったであろうローライマジック、フードをつければ更にシャープに映える。
少しお洒落をして軽やかに使えると粋である。
by shonencamera
| 2016-01-03 08:18
| ローライフレックス
|
Comments(2)
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by
hasseleica at 2016-01-04 10:43
過去にここまで詳細に観察してなかったのですが、とても端正なスタイルで、しかも自動露出機能を兼ね備えてるとは思いませんでした。正直、欲しくなりました(笑)
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by
shonencamera at 2016-01-04 13:38
ローライにして其れに在らず、に近い扱いを受けてきたような種であり、加えて現存数が極めて少ないので先ず見かけ出会える偶然も他と比べれば極端に少ないローライマジック。その肝となる自動露出の狂いが少ないかどうかも大事ですが、今後その性能維持、修理ができる職人が日本でどの程度現存するかというのも、ローライマジックと同じくらい稀有な存在であるかと思います。所有欲は僕も手に入れる時と同じ心境を持ち動いた(動かされた)ので理解できますが、現実的には良い程度の王道ローライと同じかそれ以上の軍資金も必要となり皆さんどうせそれくらい出すなら王道へ、となるようです。それも僕はよくわかります。