人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ゼンザブロニカ S2 <説明書004>

レンズが大好きな人は多いですよね。
ブロニカンの間でも「コレずっと探してんだー」とか、いろいろあると思います。
何年も探してて遭遇したときのあの驚きとか、なんか気が抜けてしまうあの感覚とかは字では表現できませんよね。
で、その時、たまたま手持ちが足りなかったりした時の行動は、誰しもみな同じだと思います。
更に、想定よりもかなりの諭吉が必要だった時はその場で「こらアカンわ」と諦めがつくのですが、数枚諭吉くらいだと、一旦は諦めようと思いつつも何度も考えなおし、いや一期一会だ、、、とか、喫茶店に入っちゃって考えたりなんかして、、、もうちゃんと家に帰れないのです。ジタバタしてしまいます。忘れよう、見なかったことにしよう、なんて思っても見たらもう記憶から消すことは不可能なのが人間です。

で、もう中古屋には行かない、行かないったら行かないんだー(TOT) とか言いつつまだあるかどーか見に行っちゃう。無かったらホッとしながらも、今だったら買うな、とか(じゃあそんとき買っとけよ) もう心がグワングワンと大変なんです。 少々例えが適切じゃないですが、女に惚れたときより一途かもしれませんね。
レンズは部屋が汚いだとか、今日な何の日だか覚えてる?とか言いませんから。

欲しいものを心から捨てる、というのがいちばん気軽に生きていける秘訣かもしれません。
ただし僕が知ってる方法の中で一番実現困難な方法です。僕は死ぬまでできない自信に溢れています。

なので、オススメは、とりあえず欲しいものは全部買っとく。これは史上最強です。
物欲がほぼ無くなります。だって全部買っちゃっうんだから。
おかーちゃんが「アンタ、子供の給食代がぁぁあぁ~」と足にすがりついても、「ええぃ!はなせぇ!」と、子供がいようがいまいが、奥さんにも手伝ってもらうと昭和的どうしようもないオヤジの三文芝居ができて臨場感UP、効果的です。

さ、アホなこと言うてないで説明書いきましょう。かなり後半になってきました。



ゼンザブロニカ S2 <説明書004>_d0207730_2326845.jpg

この仕組は面白いんですね。つまり、レンズはただのレンズだけ。
レンズとヘリコイドが別々になってるのは大判カメラ、あとはSL66とかもそうですね。

■スクリューマウントについて
ここなどなんてすごい時代なんでしょう、メーカーが経やピッチを明記して自作レンズをつけれます、と書いてある(笑)
アクロス・ザ・ユニバースですな。


ゼンザブロニカ S2 <説明書004>_d0207730_23312269.jpg

さあ、このうち、どれをお持ちでしょう? などとアンケートをとってみたくなるラインナップ。
コンプリートしてればキングオブブロニカンです。

ボディは作れたがレンズまでは作れなかったブロニカはレンズを外注に出します。
なのでボディはひとつだけど色んな会社のレンズが使えたりしました。
そういうトコも面白いカメラです。

日本光学、東京光学、ノリタ光学、富岡光学などなど。。。

で、日本光学(Nikon)だけはネームがニッコールとわかりやすく堂々と君臨してまして
その他はゼンザノン銘柄になるので、レンズや裏事情に詳しい人しか素性がわかんないんです。

広角は良いレンズに恵まれました。
50mmのニッコールなどはとても良いレンズです。
(50mmの姿写真は後期型と思われるので、この説明書も後期なのでしょうか)
40mmも貴重で写りもかなり良いレンズです。

自分のレンズ、中身はトプコールだったり、どれがどれか色んなサイトがあるのでいろいろ自力で調べていくのも、これまたオモシロイのです。


ゼンザブロニカ S2 <説明書004>_d0207730_23445544.jpg

ヘリコイドは75mm用の距離目盛なので、他を使うときは換算して使いましょう、ということです。


ゼンザブロニカ S2 <説明書004>_d0207730_23465097.jpg

S2以前のS用との互換性だとか、そういう説明ですね。
そういえば、レンズ脱着の際にヘリコイドを全部繰り出して交換を怠ると、ミラーに擦りが入ることがあります。
でしたよね?CROWさん。(と、呼んでますがいらっしゃいますか?)


ゼンザブロニカ S2 <説明書004>_d0207730_23495553.jpg

ピントフードはいろいろ交換できます、と。
ハッセルでもプリズムファインダーをついつい買ってしまいますが、正像になるだけで見え具合はたいていウエストレベルの方が良いのです。で、結局あんまり使わないで肥やしになることが多いです、重いし。


それよりも、OHに出した際にピントグラスを交換してもらいましょう。
当時のは今からするとかなり暗く、若い人ならいざしらず、中年からジジイユースだと辛くてしょうがないです。
オッサンが金に物を言わせるのはこういう時です。つまらん物や女に金をかけてもレスポンスはマイクロです。
その点、スクリーンはかければかけるほど幸せになれます。(上手い写真が撮れるかは知らん)
金があるヤツはRB用のインテンスクリーンを奢りましょう。
富士のGX680用もカットすれば使えます。
by shonencamera | 2014-08-17 00:01 | ブロニカS2 | Comments(4)
Commented by crow at 2014-08-17 14:17 x
こんにちは。
みてますよ~。
今、ローライコードⅠ型のスクリーン交換でフジGX680のスクリーンをキコキコ切ってます。初のトリオプランで、完了後の試写が楽しみです。
Commented by EIZOU at 2014-08-17 22:52 x

最近は無いですが、中古カメラ店での逡巡。あの切迫感はなんでしょうね? これを買ってこう操作して、とかこれであんな写真を撮ろう、とかより目の前の金属とガラスの塊のテカリとか擦れだけに没頭して、「これは買わなきゃダメだ」と思いこんでしまうという・・。
ひとまず喫茶店でクールダウンも経験ありで吹き出してしまいました。
東京、中野のフジヤカメラは丁度よく喫茶ルノアールと並んでいて。

早まってレンズ後部の事を聞きましたが、こんなだったんですね。
1つのヘリコイドでエレメントを交換はエコですね。後年6x4.5~6x7それぞれでレンズを作ったのは、最初に自社で作れなかった反動?
それが却って経営を圧迫したのではないでしょうか。
Commented by shonencamera at 2014-08-18 08:56
>CROWさん
ごぶさたしていますー、お元気そうで!
コードver.1、金ピカアールデコですね。あのレンズは僕も未経験なので是非また見せてください。
GX680スクリーン、コードには切れ端が勿体無く思うほど広大ですよね。
Commented by shonencamera at 2014-08-18 09:08
>EIZOUさん
 切迫感(笑)!そうですそうです、アレです。中古屋のオヤジもその辺りをよくわかってるので、値段で勝負の品以外はメンタル面で攻撃してきますからね。時々「ウムム、できるな、オヤジ。。。」というお店ではこっちの動揺も悟られないようにと、まるでポーカーゲーム。だけど、あのガラス一枚挟んだあの時の湧き出るイマジネーションと今月の収支の皮算用シュミレート、そして本気で悩んでる時の味のしない飲み物(笑) もう品物もそりゃ大事ですが、そういう過程こそが中古屋の醍醐味といえるのでは無いでしょうか。
 フジヤは一回だけ実店舗行きました。その時は東京の中古屋を巡ったような気がします。いつも通販なので実際を知ってると、ランクがAでもどんなレベルのが届きそうだとか想像できるかと。大阪は中古屋が激減してきました。こんな風情を楽しむのもいつまでかなぁと思います。
 1ヘリコイドでレンズはソリッドレンズ、なかなか発想がオモシロイですよね。後年でもときどきシュナイダーとかのレンズが混じったりして、わけがわかんないメーカーでした。中判のラインナップは根性というか意地のようなものを感じましたね。でも、もう夢の跡なんですよね。。。


写真とカメラが大好き少年カメラ


by shonencamera

最新の記事

セナの車載カメラ 超特大 ロ..
at 2023-11-05 01:34

カテゴリ

全体
ローライフレックス
スプリングカメラ
tips(小ネタ)
ハッセルブラッド
フレクサレット
ブロニカS2
ミノルタ オートコード
その他のカメラ・レンズ
ブローニー・ボックスカメラ
レースとか
EOS(フィルム)
EOS(デジ)
ライカ
PENTAX LX
PENTAX 67
業務連絡
アクセサリー系
movie
フェイバリットなコト
単車系
徒然事
音楽のコト
PENTAX Q
ストロボ系
OLYMPUS PEN-FT
ストラップ
OLYMPUS
プチ鉄
天体・その機材他
写真屋さんになる
スロットカー
顕微鏡
自転車
未分類

以前の記事

2023年 11月
2023年 09月
2023年 08月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 08月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 05月
2019年 04月
2018年 07月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 04月
2015年 03月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月

検索

タグ