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F1のウィング重要性 (リア)

箱ボディはよほどでない限り壊れた状態に遭遇することは無いが、フォーミュラボディは破損状態で入手することの方が多い。
何故破損するかといえばまず速度が「半端なく高速」、そしてコーナーで減速を少しミスると実車だったらドライバーは間違いなく四肢はもちろん木っ端微塵になっているだろうな、という感じで超激烈に吹っ飛んでいくからだ。子供の頃に幸運にもスロットカーで遊び、飛び出したマシンでふすまや障子に穴を開けてしまった人も多いだろう。跳んだ先に運悪く木の柱や椅子の脚など吸収素材ではない硬質物に当たれば大変悲しいことが起こってしまう。

で、フォーミュラボディは形状的に独立して飛び出ている箇所が多いのでそういうクラッシュにめっぽう弱い。大事なマシンが一瞬で事故車に変わる。ときにはドライバーも首チョンパとなって見るも耐えない幽霊マシン状態になったりもする。(ドライバーの首は別部品なのだ、凝ってるねぇ)
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TYCOのRENAULTボディ。これはまだセナが出てくる前にアラン・プロストが乗っていたカラーリングだったように思う。
スリットもキチンと開けて実に凝った造形のボディだ。

この個体ではよくあることだがリアウィングが後部丸ごと折れている。しかし珍しくフロントウィング部が無傷なのはありがたい。ウィングなどどこからも入手不可能なので自分で作ってリペアする。このタイプのルノーの元々の造形は独特のぐるっと下まで周った珍しい形状の凝ったものだが、もっと簡単でスタンダードな大きな古典的ウィングで茶を濁す。無いよりも有る方が100:0で見た目カッコ良いし、そっちの方が制作が楽だからである。

コースを走ればウィングの造形の細部を確認できる動体視力を持つ人間などほぼ存在しない。しかしウィングが無いと不思議なことだがそれは誰にもハッキリと無いとわかり、いくら速くてもどうもテンションが上がらない。


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寸法を適当に測って、適当な切り取り線を書いたポリカ板から切り出して一枚モノで折って制作する。
ここでプラモのように凝ってしまうと数日かかったりするので適当さが大事。


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折れたリア部の形状に合わせて作るのでひとつひとつ違う。逆に言えば同じものを大量に作れないとも。
今回はステー一体でパンタ形式にして接着した方が簡単だと判断したのでこの形状。他その状態で一番簡単にできそうなものを考える。
ボディへの接着を終えてから整流板を接着する。簡単に、適当に、とはいえ時間をかけるということは大事だし必要だ(最高の接着強度を出す為)。


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同じ世代のフェラーリボディのウィングも無くなっていたのでいっしょに制作する。オリジナルのウィング形状と違うとはいえ、やはりフォーミュラにはウィングは無くてはならないビジュアル要素である。未塗装状態なのにもうすでに風格が200%上昇している。TYCOのボディは細かいところまで凝っていて眺めていても楽しい。AFXはハコモノは良いのだがフォーミュラボディは大雑把で残念なボディが多い。


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で、塗装をして出来上がりである。筆塗りでスタティックでの鑑賞には少々無理があるが無いよりも有る方が遥かに視覚的に効果抜群なのは一目瞭然だろう。オレのは折れてないオリジナルだぜ、とそれは幸運でよろしいが折れたという事実があるならばいつか当たりどころが悪ければそれも折れてしまうよ、ということだ。

なので、破損ボディというのはゴミではなくどこが弱くてどう破損するかということがわかるとても重要な症例素材でもある。

吹っ飛んだ時に真っ先にダメージをうける部位なので壊れたらまた作ればいい。
それにポリカなので壊れるよりもたわんでショック吸収のバンパー的要素を期待するほうがはるかに大きい。

絶版だからとビクビクして全開できなくただ所有しているだけというのは残念で歯がゆい。ぶっ飛んでも大丈夫なように補強とリペアをして全開でタイムアタックできるるようにしてあげれば楽しさも倍増する。

この後世界的に超人気となったセナの頃のスマートなF1ボディよりもこの頃の少しどんくさい感がするボディの方が各メーカーの当時の必死の試行錯誤が垣間見れて大好きだ。1/24や1/32のリアルなボディも良いがどうしてHOも捨てたものではない。




   


  

# by shonencamera | 2019-05-08 00:02 | スロットカー | Comments(0)

まずは全バラ 

トラック(コース)はプラスチックベースに洋白のレールが通っているだけなので、メンテナンスはただひとつ「トラック面をキレイに拭いてレールを磨く」こと。
エジプト奴隷のようなひたすら地味な作業なのだがこれが実はマシンよりも一番大事な基礎の基礎。
トラック状態がよくないといくらマシンが良くても止まってばっかりでなんにも面白くないがビジュアル面では全くインパクトに欠けるので割愛。

一方マシンは10年20年眠っているのでしっかりと起こさないといけない。これがやはり楽しい作業だ。
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ボディを外してざっと欠品状態を確認する。これのフロントアクスルを見れば前の少年オーナーは(おっさんかもしれないが)よほど気に入って走りまくったのだろう、ということが推測できる。ここまで走りっぱなしのマシンはなかなか出会えない。先に遊ばれてこそおもちゃと書いたが文字通り幸せなマシンだったようだ。だが少々なんにもしなさすぎで可哀想なのでこれからヨロシクの意味も込めて細部までバリバリ現役のピッカピカに戻ってもらおう。


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部品をひとつひとつ外しながら状態を確認して最後には全部バランバランにする。このシャーシーはAFXのSRT。世界のマブチモーターは現状ですらかなり良い回転をする。


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細かいパーツばかりなのでバラすときはこういう中で作業し不意の「神隠し」の確率を可能な限り低くする。一番やっかいなのがスプリングで、これを「ピン!」と飛ばしてしまうとほとんどの場合「みつからん・・・」となるので細心の注意が必要。...なのは何度かそういう痛い目をしてから自衛するようになる。
なんせ純正スプリングだけでももう入手は困難。自作するか他ジャンルからの流用しか手が無いからである。鉄道模型の人気は相変わらず高い日本なのでそこらへんから流用できる部品を探し出す。


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レールから電気を集電する最重要箇所のピックアップシュー。これを磨くのも大事なことだし接触面積をできるだけ広く加工したりするのも根気が要るが自己満足度と愛着を高める地味で愛すべき作業である。りん青銅なので最初はキレイなピカピカの銅色だがすぐに酸化してこんな色になる。各接点がピンポイントでキレイであれば性能的にはそれで良いのだが、実車と同じでできれば全部見た目ピカピカだと自己満足度はグンとあがるので....


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台数が多い場合などはまとめて溶液ドブ漬けにして届かない細かいとこまでピッカピカのキランキランに、というのも実はてっとり早い。


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それをひとつひとつ掃除、注油しギアの組み込みはコンマ単位でチェックしながら現時点で最上と思われる状態に組み上げていく。チューンナップパーツなども売られていたし入手も可能といえば可能だが(海外から)、今あるモノでベストの状態にもっていくことが絶版モノで遊ぶ為の作法。メンテやライトチューンといってもひたすら磨いて接点面積と接地圧をあげるだけなので経済的でもある。ホコリ一つ無い状態に仕上げたら低電圧で回しながらモーター音とギア音を聞いて仕上がり具合を判断する。その後試走して電圧をあげてタイムアタックをして手持ちの中でどのレベルに位置するかを把握する。

タイヤもラジコン同様に真円度をあげるために削って仕上げたりするのだが、おっさんがおうちでビューンと走らせるくらいだったらそこまでしなくても普通に遊べる。サーキットがあったりスロットカー同志でもいて毎週末に戦うのであればもっと気合を入れてあれこれイジクルだろうが...。




  

# by shonencamera | 2019-05-04 00:02 | スロットカー | Comments(0)


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