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NISSIN PS8 壊れ方がちょっとイラッとくる故障

モノはいつか壊れる、それは仕方ない。
プロ機だとかプロ仕様という前提のものが壊れるというのも、経年やたまたまそういう状況になっただとか、いろいろな理由で発生するだろうが、だが何がどうあれプロ仕様をうたっている機材が壊れたらメーカーや設計者の恥だろうし、もし僕が担当者だったら出してから何年たっていても、もしトラブル報告聞いたら冷や汗が出る。

今回壊れたのはニッシンのパワーパックPS8、こういうたぐいのもので壊れるといったら、昇圧回路がどうにかなって内部発熱や煙が出ただとか(本気でご臨終)、あるいは満電圧でも一切ウントモスントモ言わない、というどっちにしてもどうしようもないご臨終という状態の、ほぼどっちかしかない。こういう場合使用年数によって経年劣化というのもあるし償却したと捉えるときも多いのだが。。。

だがしかし、PS8は物理的な骨格部分が壊れたのだ。それは買った当初になーーんとなく嫌な予感がしていた箇所で、ああ、やっぱりそんな感じできましたか・・・と呆れる壊れ方をしたので怒りも呆れも半々込めてご紹介しよう。

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こんな機材は使っているヤツが限られているので本体の紹介だとかは無し、いきなり内部写真だが、ニッ水(カートリッジ式)電池室のメインロックの爪がぶっ壊れていたようなのだ。というのも、通常純正の大きなオムツのような不細工なソフトカバーで持ち運びするのだが、それから取り出して明日の撮影の為に充電しとこうと思ったら、なんか電池が飛び出てて「あれ?なんで?」と思ったのが気付いた最初だ(この時点で、なんか嫌なことが起こったなと判断する)。

この電池自体も昔のようにラジコンカー用のバッテリーパックを使えるようにしときゃぁ現場で回路以外の何がどうなったってなんとかなるのに(←これ、めちゃくちゃ大事なポイントなんだよ)カッコつけて独自の変形カートリッジ式にするなど本当に無駄で要らぬことをしててね、それを本体に固定するのにこのぶっ壊れたメインロックがバッテリーに自動で「カチャ!」っとロックをかけるという仕組みなんだが、そもそもこれの強度が足りぬか経年でモロクなる素材で自然崩壊したということだ。外部接触や物理的な接触でこんな崩壊の仕方はしない、このロックの箇所は出っ張りが無いし外部からヒットした痕跡も側には残っていないし、バッグの中の位置は決まっているので当てて壊そうと思っても不可能だからだ。

PS8の前のパワーパックがまぁ昔ながらの無骨さで、それを一新しようと思ったのだろうが、たかが数年で電池をきっちりと固定する、という大基本的で根本的な部品が壊れるなどは「どこがプロ仕様なんだ?」と論外でアホとしか言いようがない。電池を引き抜いて降ってみると破片がカランカラン~と鳴って落ちてきた。

高い金出して買った客の方が何故か恥ずかしくなってしまう瞬間である。

このロックが壊れると、底部のホンの数ミリの角っこのスライド蓋でなんとか装着位置状態を維持できる。だが、かろうじてだ。メインロックが効かない状態で、たすきがけにして走れば、着地の慣性で重いニッ水電池に加速度がついて底部スライドが吹っ飛んでしまうだろう。そうすると内部にはイジェクトしやすいようにバネがついているのでテープかなにかでぐるぐるまきにしないと電源が装着できなくなるのだ。なんて設計だろう。

さらに、そのメインロックのリターンスプリングが内部にビヨヨヨーンと飛び出てしまって、それが邪魔をして電池カートリッジを中に入れることすらできない。つまり寸法的に1mm前後のスプリング(張力で少し増えているが)のクリアランスも無いというかなりタイトな内部か)写真ではそのスプリングの飛び出てしまった一端をなんとかこじてほじって電池室外においやって(電池室と外側の間に、ロックがスライドする空間室がある)、電池はかろうじて出し入れできるようにした。これ、現場でもしそうなってしまったら今までに感じたことが無いくらい怒り狂っているに違いない。(ほら、昔の方式であるコネクター式で電池パックを人力で電池室に入れるというのがどれほど現場で良いか想像できるだろう)

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世の中のいろんなものがスマートでデザイン性が溢れるものになって、それはそれですごく良いことだし時代なんだけど、別にこんなパワーパックなんかスタイリッシュにしようがどーでもよくねーか? なんでこんなパワーパックという一部の限られた人間しか使わないものに、カートリッジ式でオートロックの電池、しかも専用設計、そんなものが要るのだ。こんな設計に人件費使ったりしてんだったら、側がちょっとでかくなっても構わないからさ、内部の出力、2系統独立してちゃんと作れよ。なんで2個出力口あるのに実は並列でただ2つ目の出口つくっただけなんすよ、なので充電倍かかるよ、とかマジアホかと思う。中華パワーパックでも2系統独立だぜ。

しかもそのデザインやカートリッジ式だとか、設計者の根性賜物も、買って数年でこんな感じで大事な部分が自己崩壊するのだから、ほんっっとに根本的にものづくりの思想がやっぱりおかしい、わかってない、と感じてしまう。

いいのを作る、作りたいというのは当然持っていないといけない性根なんだが、そんなものはどんな仕事してようが誰しも大小あれど持っている当然のものだ(もし無かったらそいつは本気でどうしようもない) その過程で仕事って対象者に対してずっと満足してもらうことを目標にするのも、それもどんな仕事であれ当たり前のことで当然だろう。PS8であればこれを使っている人がずーっとこれをいつでもどこでも、当たり前に稼働して、無事に撮影を終えて帰ってこれる、というそういう根本のところでの想像力の欠落だろう。高価で数百馬力のカッコイイスポーツカーでも、エンコして動かなくなったらタダの邪魔な鉄のシケインにしかならないのと同じだ。

このPS8の設計者はマスターベーションの設計で自己満足などせず、何がどうあろうが、満身創痍になろうが、外部電源の役目は果たして無事に撮影が終わることができるという基本の基本をもう一度考えなければいけない。カートリッジ式だとか専用電池だとか、前にもストロボ本体のカートリッジ式単3ホルダーが統一されていないことも書いたが、次もし新PS8出す時にしれーっとまた新しい専用設計の電池とかにしたらマジぶっ殺したくなるだろう。もうホントに自分勝手な専用設計の乱発、勘弁してくれ。

新しく出るとかのNEWマシンガンストロボも、まさかのグリップストロボ型のようだし、そういうのも含めて考えると、どうもニッシンは他に無いすごいモノを持っているのに、その武器の使い方のベクトルがものすごく「...え?マジすか?」という点を感じる。ユーザーが望んでいるものを認識していないような感じがする。アートシーンであればパンキッシュ前衛的でムーブメントをつくるか?!と喝采も浴びる可能性もあろうが、ストロボの昇圧機器なんだからトラッドでいいんだよ、トラッドで。壊れないのが一番なんだ。

これが撮影の前日にわかって「うぉ~~~!!!!」とテープでぐるぐる巻にして準備したが、その撮影も台風のせいで当日に順延決定となってなんだかプシューっと気が抜けてしまい、もうニッシンに怒る気もなくなった。

でも、同時に今の時点では前まではずっと持っていた期待もしなくなった(もし僕だったらこっちの方が嫌、人にこんなこと思われるのは恥以外のナニモノでもない)。たぶんこれを修理に出しても、あのロック箇所の素材変更もしないんじゃないかな。なんかそんな感じがしてしょうがないわ。最近ニッシンもワイヤレスとかばっかりだもんね。売れないと商売にならんししょうがないけど、ワイヤレスのシューベースや本体とかの素材も、おんなじように数年で割れたり、どっかぶっ壊れるんじゃねーかとちょと怖くなる。






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by shonencamera | 2017-10-24 18:56 | アクセサリー系 | Comments(11)

祝! マシンガンストロボがリニューアル 祝!

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なんと耳を疑うニュースが飛び込んできた。
NISSINがマシンガンストロボの後継機を作る、というらしい。しかも、2017年度中に発売だそうだ。

http://www.nissin-japan.com/2017/02/2017-a376.html

先のMG8000が最新ボディに対応しなくなって悲しいという記事をUPしたときに、もしできるのならば後継機を、と願ってはいたのだがモノがニッチそのものであり、儲けとかは難しいんだろうなぁと想像していたので、願いながらもハッキリいって諦めていた。

しかしNISSINはやってくれた(まだだが)。男である! いや、今の時代そういう表現をすると具合が悪い...。
とにかく大英断である、世界中で、ものすごくややこしく小難しいことばっかり言うおっさん連中が喜んでいることだろう。
やってくれるぜ、ほんとうに嬉しい。

しかーし、ただ両手をあげて喜んでばかりはいられない。
思想や行動は素晴らしいのだが、必ず何か余計で要らぬことも漏れなくやってくれるメーカーであるので(例えばバッテリーマガジン、BM-01で統一するのかと思いきや、いきなりBM-02をしれーっと出して平気な顔をしているとこなどね)詳細がわからぬ今はさて一体どういう呆気にとられてしまうようなサプライズを盛り込んでくるのやら、と、そういう眼でも見ている。

ひとつわかっていることは光量がUPするらしい。
個人的にはもうあのボディサイズで無理してそこまでせんでもいいとは思うが、今はまさかのGODOXの意外な躍進などで純正ともども戦国時代になっているからアピール面も要るのだろうか、MG8000でもクリップオンにしては大光量で80wsもあるので、今度のはもしかしたら100Ws近くまでいくのかもしれないと想像する。

その値は過去に各社製造していたグリップストロボの光量に近くなる。

グリップストロボのたいていは35mm照射角固定でGN40-45、100~120Wsくらいだった。クリップオンストロボには照射角のズームというアドバンテージがある、そこにもし100Wsのヘッドがのっかれば、非常に有利なのは明白だ。

MG8000はほんとうに発光部も本体のどちらも今までのクリップオンストロボとは比べ物にならない程の耐久性がある。現場で純正が次々とダウンしていく中、同様状況でTTLが時々あぽ~んする以外は(まぁこれもどうかと思うが...)機械的には全く問題も無く必ず最後までMG8000は平気で光り続けてくれる。そういう実戦結果から世界一タフなストロボだと常々実感、感謝しているので、今度のも同等かそれ以上のものとなるのは間違いないだろうが、発光量も確かに大事だろうが内部のコンデンサー強化や回路の耐性UPなど、電気素人には見えなくわからない箇所により一層金を注いで、内外ともに宇宙一のクリップオンを目指して欲しいと願う。

いったいどういう代物になるのか、いつ発売されるのか、全然わからないことだらけだが、とにかくありがとう、NISSIN。
手にするその日がとても楽しみだ。






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by shonencamera | 2017-02-23 21:47 | ストロボ系 | Comments(4)


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