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懐かしい店先

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あぁ、、子供の頃ってどこのお店もこんな感じやったよなぁ。。。
ちん電撮影の時に天下茶屋の細い路地を歩いてて遭遇した、とある辻の光景。
たまたま構図的、角度的に意識よりも脳内が先にハマってしまったのか、あまりにも懐かしく思わず足がとまる。

店の先の路地の雰囲気、、向こうから幼馴染が半ズボンで走ってきそうな、そんな錯覚をしてしまう。
近所の八百屋の山羊ヒゲの爺さんは顔もまた漫画に出てくる山羊先生のようで、いつもくたくたになった前掛けをして、少し前かがみになっていて実に爺さんらしくて好きだった。
色んな野菜を木箱などで巧みに段々にして見事な陳列、包むはもちろん新聞紙。買う方も買い物かご持参が当たり前だった。
梁からゴムで吊るしたザルの中におつりの小銭をいれて、びよーんと引っ張ってそこからお釣りを、何やら節をつけて呪文のように唄いながら探す。
その仕草を見たいが為にお使いはすすんで「行く!」といって走っていった。

新しく仕入れる情報などは、覚えておきたくても3歩歩いたら
「あ...アレ、なんやったっけ?ほれ、、アレや、アレ」という状態にまで頭は段々と油が切れた自転車のチェーンのように渋くなり
いくら振り絞っても出てこないのでその「アレ」で全てを通してしまいそうになるほど、ものごとを覚えられなくなっているのに
不思議なもので歳をとるとひょんなきっかけで昔のことをアレコレ細かく思い出してしまう。

この界隈は本当にトワイライトゾーンといっても過言ではないかもしれない。
150-600しか持っていって無くしかもこんな路地で小型バズーカを構えてたら怪しさ満点だろうので
ここくらいからかと思った位置まで移動し、サッと構えて、パパっと2枚だけ撮り、サッとバッグにしまう。

今度からはキットレンズでいいから標準ズームを持っていこう。



 



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by shonencamera | 2016-12-27 03:36 | 徒然事 | Comments(0)

真っ直ぐ撮るちん電

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人が居た方が画が映える、と書いたには書いたが、そうそう人がうじゃうじゃといたら電車も大変、危なくってしょうがない。
なので当然ちん電主役の真っ直ぐな写真も撮ったりする。
モチーフとしては非常にシンプルなので実はものすごく構図の中での配置とか周りの情景や、縦位置と横位置の意味の変化だとか、太陽の位置だとか、そういうのが楽しくも難しくあれこれ試してひとり、ほほぉ~、こんなに違うんかーとか、そういうことを電車好きだった子供の頃に戻ったみたいに楽しんでいる。

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シンプルにまっすぐ撮ったちん電は、それはそれでスッキリしててなかなか格好いい。




 

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by shonencamera | 2016-12-25 23:40 | プチ鉄 | Comments(2)

ちん電がある光景

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陸の交通手段の主役の中で選手権大会などを行うとすれば、飛び抜けて一番鈍くさい感じがするちん電だけど、何故か惹かれてしょうがない。
何両も連なった長い連結車両が高速で走る様などはまるで生きてる超大型動物のように見えてそこには美があるし、格段に進化を遂げた4輪、2輪などは連結することはほぼなく単騎ではあるが、内燃機の性能に加え圧倒的な外観造形の力があり、内部よりも外観の美や存在という点で愛され愛でられている。

ちん電にはそれらと同類カテゴリーのカッコよさが皆無だともいえる。しかし何故これほど可愛らしく皆に愛されているのだろう。


僕は車両のメカ的などうのこうのはよくわからず、鉄ちゃん的にあまり知ろうとおもったこともない。
ずーっとファインダーを通して見ていると僕がなんでこんなに気になっている、その一番根本ともいえるものがなんか見えてきたような気がしてくる。

この写真のように、生活の中にすっかり溶け込んでて、沿線の人から例えば「となりのちん電くん」のようになっている、そんなふうに感じるのだ。
だから僕が思うにちん電を撮るとき、人がいないとどうもしっくりこない。落ち着かないのだ、見てて。
光線の良い場合とか、しっかりと望遠で捉えた真っ直ぐな肖像的写真とかはまぁそれだけで映えるんだけど、やはりそこにも人が介在していると更に良くなる。そう感じてしょうがない。

古い家屋や古い街を抜けてガッタンゴットンとゆっくりと遠ざかっていくと、踏切が開放されて一旦遮断されていた沿線の日常が一気に動き始める。
その瞬間、ちん電も鼻歌まじりで「そーら、行くよー!」と走っていくように感じてしまう。

おじいちゃん、おばあちゃん。
学校の帰りの学生さん。
スーパー帰りのお母さん。
たばこを買いに行くスリッパのおっちゃん。

木でできた古い停留所からその光景を眺めていると
なんか楽しそうで、嬉しそうな、そんな感じに見えてくるし、いつもみんなそうであって欲しいなとも思う。

今日はクリスマス、みんな幸せな週末を。



 




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by shonencamera | 2016-12-24 23:36 | プチ鉄 | Comments(4)

ひゃくまんえん

少し前にホーム突き落とし事件でニュースになったJR新今宮駅の下を交差する阪堺線のちんちん電車は、今池駅を過ぎてから長い下りをガタゴトと車体を揺すりながらグニョングニョンに見えるレールを慎重に降りてきて、ちんちん電車の新今宮駅にやってくる。冬空が黄色に染まりそうだったので、いけるか?!と思いタムロンの150-600をドサっとバッグに入れて、一脚を前カゴに放り込んで行ってみた。
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ひっきりなくやってくる上町線と比べると、1時間に3本~4本というのーんびり具合で、もう少し寒くなったら電車が来るまでの待ち時間に凍えてしまいそうになるのが阪堺線。外国人旅行者はいっときから比べると季節が季節なのだろうか少なくなっているが、分厚い作業着姿のここ界隈のおっちゃん達は昔から同じ人がずっと年格好も変わらず生き続けているんだろうかと思うほど何も変わっていないように見えるし、踏切の側の植え込みのコンクリートは、この季節でも小便の匂いがぷんぷんしている。21世紀になってもう随分経とうが、少し東に日本一背が高いハルカスが建とうが、急に外人が大勢やってこようが、そんなことくらいではここはやっぱり何ぁーんにも変わらない。


少し前に雨をサーッと降らせた雲がまだ残ってるのか、期待していたほどのイエローにはならずこのあとすぐに冬色の空に戻っていった。

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昭和の古いビルと一見して誰でも木造だと解る家屋の隙間には夕方の光も届かず、レールだけが空の色を反射する。

しかしこのレンズ、もう旧型になってしまったけど開放付近でもにシャープで気持ちが良い。新型はもっとすごいのだろうか。

これを撮っているとき不意に背中に「これな、、ひゃ、ひゃくまんえんくらいするんか?」と。声がする方に振り返ると、ジャージにニット帽のおっちゃんが(でもたぶん歳でいえば僕より若いかも...)ニョキーと伸びたタムロンのレンズをポケットから出した指で刺している。一杯ひっかけてきた帰りかな。
「あは、そこまでせーへんせーへん(←しないよという意)」と手をひらひらと振って愛想を返しながらファインダーに眼を戻して数枚撮ってからもう一度振り返ると、もうおっちゃんの姿はなかった。

なんだかねぇ、憎めない町だなぁーって、やっぱここはそう思う。





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by shonencamera | 2016-12-24 00:40 | プチ鉄 | Comments(4)


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