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安物望遠鏡から学ぶ初歩の光学

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長らく手付かずの間にアストロ少年カメラ、に変わった、、、わけではありません。
忙しい期間に録りためていた好きな天体の番組を一気に見ていると、大阪の夜空ってどーなんだ?となんとなく見上げてみました。

案の定、全くといっていいほど星など見えない....

と思っていたらしばらくしたら眼が慣れてきたのか近か目の少年カメラでも明るく見える星が何個かあります。
へえ~、すごい明るい星なのだな、とさらに眺めていると、、、7つが誰でも知ってる形として見えるのです。
まさかと結んでみましたらなんと北斗七星。え?大阪でも見れるの?と、ネットも使って何度も確認したほど、非常に驚いたわけです。

子供の頃から星や星座は歴史や神話の物語としては好きでしたが、当時から光化学スモッグに侵された大阪では夜空に星を求めてもほとんど期待できなく、大阪市立電気科学館の蜘蛛のようなツァイスのプラネタリウムで「大阪でも本来であればこう見えます」と説明を受けながら人工の夜空を見ていました。夜空といえばプラネタリウムがデフォルトだったのです。 
ということで、幸か不幸か天体方面への実際の首つっこみは今までありませんでした。

とはいえもともと理数系の少年カメラですし、十二宮の星座やその神話も、僕が尊敬してやまない楠田枝里子の本や巨匠レリー・ハウゼンの映画で反復して頭に叩き込んでおります(ちょっと違うとはわかっていますがどうしても神話となるとレリーハウゼンを出さねば気がすみません、1981年のタイタンの戦いは傑作であります)。星がどこにいつ見えるだとか、基本的な教科書どおりのことは知ってますが、それは知識で知っているだけということになります。試験に出た時に出題者が求めている模範的答えをそらで書きだせるというだけ。もし大航海時代であれば真っ先に位置がわからなくなり座礁、難破して漆黒の海の藻屑、またはふかの餌と消えたでありましょう。。。

ま、期待通りにややこしく書きましたが簡単に言えば、冬にオリオンがわかる程度のレベルのおっさんが、実際の眼で北斗七星が見えた、結べた、わかった、というだけでちょっと心躍ってしまったわけです。
ヘビーな天文人からすれば屁のような話でしょうが、こういう自分で体験、認識ということがとても大切であり、できれば子供時代に体験したかったなぁと残念でしようがありません。

さて手元にはタムロンの600mmまでのズームレンズがありますので、望遠鏡代わりに古代から一番身近な天体の代表のひとつである月を見てみたのが表紙の写真です。今はほぼどんなカメラでも背面液晶でライブビューができるので手軽にモニタ眼視観察でき、また写真もそのままポン、と撮れてしまいました。すごい時代です。

写真というのは見てるつもりでもその瞬間瞬間は実はあまり見ていないのではないか?というのが僕が長年感じてるジレンマでもあり、撮影する行為に熱心になるあまり写真を見て実際を見ず、になっている例がめちゃくちゃ多いと感じています。この点を書けばひとつの記事にできちゃうほど長くなるので、その是非はともかく、今は写真撮影は置いといてモニタに写った月を鑑賞します。

しっかりとファインダー枠内に捉えても、じりじりと移動してそろーりそろりとはみ出ていく月。
ここから地球の自転を感じれるというのも、わかりきったことですが体感するのと知識で知っているだけでは大違いです。液晶モニタでの鑑賞ではありますが、夜まだゆらぐ大気で踊る月の姿やアポロが降りた海、コペルニクスやティコを実際に目視することに、気がつくと夢中になっていたのは言うまでもありません。

で、ちょっと気になったのが望遠鏡です。そう、あの白く長い筒の天体望遠鏡(当時イメージ)。

見え具合はどうなのか?
サイズや重さは?(ちなみにタムロンの150-600は約2kg)
で、焦点距離とかって光学レンズ付きの筒だから当然あるんだろうけど、いったい何ミリなんだ?

いろーんな疑問と興味が次々湧いてきました。(非常に危ない兆候です)

構造はどうなってるんだろう。。。(写真レンズに比べて非常に単純構成だったような・・・)

夜も眠れなくなってきます。(ますます危ない)


というわけで。。。 ネットで天体と望遠鏡で検索しまくって情報を求めました。
知らない分野に首を突っ込むのは最初そもそもの単語の意味すらわからず苦労しますが、だんだんと理解できるようになってきますと俄然面白くなってきます。

そうして、とにもかくにも構造を理解するには実機が必要だよなー、ということになり(あーあ...)


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ええ、買いました買いました。ほら、かわいい望遠鏡。
がらくたを求めるならやっぱりヤフオクです。

さすがの素人アストロ少年カメラでももうパッと見ただけで本能的にヤバイ警告ランプが自然と点滅します。
手を出してはいけない望遠鏡の代表のような望遠鏡かもしれません。
とっとと捨ててしまいましたがパッケージも古く色あせてデザインセンスの欠片も見受けられません。

これです、これ。こういうのが惜しげもなく分解できますしイイですね。おもしろいです。
天体、特に土星や木星に夢を馳せる少年少女の希望をどれほどぶち壊してきたのでしょう。
わけもわからずリーズナブルな値段につられて買ってきた結果、子供からの信頼や評価を落としてしまったお父さんも、文字通り夜空にきらめく星の数ほどいることでしょう。

何故こういうレベルのモノがいつの時代も駆逐されず生きながらえるのだろう?
いつも不思議に思っていましたが、それも含めてしっかりと疑問を解いていきましょう。

このチープな雰囲気は作ろうと思ってもなかなか作れない質感であり、価格的な妥協の末に完成された中途半端感に満ち溢れています。

出品者もとても正直な方のようで説明では「中を覗くと黒い点々が見えます」と明記してくれていますので悪コンディションが予想でき、逆にわくわくします。

果たしてこの望遠鏡はちゃんと見えるのでしょうか。
そして、望遠鏡の内部というのはどうなっているのでしょう。
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by shonencamera | 2016-06-29 20:40 | 天体・その機材他 | Comments(4)


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