「ほっ」と。キャンペーン

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ヘッドライト テールライト

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日が落ちた年末の街、妙に高照度の街の明かりが溢れる中
最新トラムが出発したあとに古臭い型のチン電が懐かしい音と共にゆっくり終着駅に入ってくる。


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昭和一桁生まれ、頑固親父のようなチン電だが、ICOCAやPITAPA等のICカードが使用可能と何気に時代に順応。
現役営業車の中では日本一ご長寿の電車と日本一の高さのビル、どちらもその当時のベストを目指した人間が制作。


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夜になると普段どうしようもなく画になりそうにない饐えた箇所も幻想的に変わる。

2000年を迎えてからあと少しで16年目に突入しようというのに
この場所に来るまでの商店街の角を曲がると
閉じたシャッターの前で小さくしゃがんで花を両手で握って売っている婆さんを見た。
壁に向かって一定周期で、ひとりでずっと怒鳴っているおっちゃんの声が透き通った冬の闇夜に響く。


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煌々とした最先端ビルがあるところからホンの少し離れただけで、一番明るいのはチン電と駅の灯りとなる。

モーターの回転音とコトン、コトン、というシャッフルのように響くレールの音が次第に小さくなっていくと
ただホームだけが浮かぶ場所に戻って、見送った僕はカメラをバッグにしまった。


これを撮った帰り、ドヤ街の中でワンカップ片手にニコニコ顔のおっちゃんに話しかけられた。
「ええなぁ、ええわ、それ一生モンやなぁ」
どうやら防寒で着ていったムートンの革ジャンB3がおっちゃんの目に止まったらしい。
ボロボロの作業着に擦り切れたエアフォースのロゴのベストを着たおっちゃんは
子供みたいに屈託のないなんとも言えない笑顔でずっとニコニコとワンカップ。

少し喋ったあとで僕が手を振って おっちゃん風邪気をつけや~ と別れの挨拶をしたあとも

それ一生モンや、うん、ええわ、それな、一生モンや

と嬉しそうな声がやまず、僕は振り返り、振り返り手を振る。


帰りながら、花、買ったらよかったんかなぁ。。。
でも買ってもなぁ。。。

帰り道、さっき撮った写真も見返すこともしないでぼんやりずーっと考えてた。



みんな、みんな いい年を迎えられたらいいね。
今年も一年ありがとう。
どうぞあったかい年末年始を。
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by shonencamera | 2015-12-30 18:55 | プチ鉄 | Comments(2)

RolleiMagic カラクリローライ

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ローライマジックはその存在だけで変わったローライだが、AE機という点で更にもうひと味違う点がある。
用意するのは純正フィルター。ローライマジック2はBAY2である。


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BAY2なので3.5Fユーザーはフード、イエロー、オレンジ、レッドくらいはお持ちだろう。
当然それが全てマジックには装着できる。


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テイクレンズの横の窓に数字が出現する。ここにご注目。

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露出計も同時にご注目頂かなければいけない。


それをどうやって写真だけで伝えられるだろう・・・と思案して、GIFアニメにした。
もうこの下でずーっとエンドレスで動いているだろうので、その動きを見て欲しい。

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フィルターの露出倍数がメカメカでオートマチックなのである。まるでチキチキバンバンの世界。
この露出計との連携動作を、機械式でやっているという点に拍手をおくりたい。
そして、これをいまどき画像1枚で500k以下しかダメ、という制限のエキサイトブログにUPするために
何度も何度もPSで試行錯誤を重ねた僕にも、ちょっとだけ拍手をして欲しい。
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by shonencamera | 2015-12-29 18:40 | ローライフレックス | Comments(2)

RolleiMagic カンタンローライ

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とうとう2015年も残りわずかとなり、中には仕事納めを迎えた人もいるかもしれない。
ゆっくりと1年を振り返り、自分のご褒美・・・と何かを企んでいる方もいるだろう。

ローライフレックスで真四角の写真を撮ってみたいが、露出とかよくわからないし・・・
というような方には決してオススメしないがこんな自動ローライがある。

その名も、ローライマジック。 これは2型。
ネーミングでこれ以上ストレートでインパクトのあるカメラを僕は他に思いつかない。

このローライマジックの1型が出た1960年頃は世界中のカメラメーカーがAE(自動露出)を搭載して夢のカメラ模索の真最中で、ローライフレックスでもこういうAE機が登場した。

1型は完全AE機で(だからかどうかわからないが不評だったらしい)、この2型になってから少しだけマニュアルも使えるようになった。しかし市場的には爆発ブームとなったわけでもなさそうで、この2型を最後にローライマジックは姿を消すこととなる。

というか、たぶんそこらへんで二眼レフの時代が終わったんだろう。

そして二眼レフでのAE機は、リコーがとってもよく似たものを1台だけ出した以外は48億年の地球の歴史、そしてそれを上回る宇宙の歴史上でもオンリーワンであるというから、もしローライ好きを自称するのであればSL66と合わせて必ず稼動状態で所有しておかねばいけないマストアイテム。更に所有しているだけではダメで操作や個体のクセまでも熟知しておかねばならぬことは言うまでもない。

このローライマジック、ローライ自体がつくりあげてきた独自の常識を超えていて、撮ってて触ってて非常に面白く、得意の機械式カラクリも満載なのである。


先ずは一度見たら忘れられないくらい特徴的なフェイスからいこう。

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フレックスであれコードであれ、ローライはバージョンUPする度に完成度も品格も上質になって端正な顔立ちが所有する喜びや満足感などをくすぐってくれるのであるが、ローライマジックは圧倒的抜群に間抜けな顔をしている。
好みは人それぞれかもしれないが、このフェイスは今となってはブサ可愛いという表現がぴったりだと思う。
マジックとは関係ないが、二眼レフはメーカーは何であれ何故か高確率で女子ウケが良いのも永遠の謎である。

露出計の受光部をこんな風に付けて面長にしただけでローライがこんなに不細工になってしまうなんて。。。
僕はこのローライマジックの存在を初めて知った時は、王道の3.5F、2.8Fでアタマがいっぱいだったケツの青いひよっこだったので、この不細工ローライには興味も沸かず、見向きもしなかった(で、まぁ結局探してしまうのだが)。

ローライでは特徴的なボディ左右の大ダイアルが一切なく、ほっそりスマートなのも今までのローライデザインとは一線を画する印象に一因しているのかもしれない。
ではどこでピントを合わせるのかといえば向かって右(実操作の際は左の指で)のダイアルを回すと、テイクレンズ・ビューレンズも同時にクリリ~と回る。スカスカでは無いが上質さやしっとりとした重みなどは無い。最短から∞までわりと短いディスタンスでそこに驚くが、実際に撮影するときのフォーカシングは「あぁ、これでも全然OKなんだ」と、もう一度そこで驚く。そして何気に合わせやすい、うーむ。

では反対側のダイアルはなんだ?となるが、ここがマニュアルにした時のシャッター・絞りのダイアルなのである。

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中央にボタンがあり、押しながら回すと絞りだけが動き、押さずに回すとEV連動で絞り・シャッターが全て動く。更に絞りの値に応じて被写界深度を示す震度計までこの小さな窓に詰め込んでいる。

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最後まで回しきる(けっこう回す)とAUTOの表示になり、シャッターも絞りも完全にローライの支配下になる。
人間はピントを合わせ、シャッターチャンスを決定するだけ、この位置がローライマジックの正しいデフォルト位置であるので、むやみにマニュアル使えるしー、とMにしてガチャガチャとアダコダしてはいけない。

マニュアルが使えるとなると、腕に自信のある方は嬉しくていじりたくなるのが常だが、本来別々のダイアルを左右の指で独立同時操作が可能な自由度の部位を1ダイアルで賄っているので、当然といえば当然だが非常に設定しにくい。もっとカンタンに言えばイライラする。クラカメ雑誌などでよくうたわれる”操作の喜び”などは皆無に近いので触感フェチにもお勧めできない。
万が一の時にマニュアルが使えるという意味ではこの2型が圧倒的なアドバンテージがあるが、こうもやりにくいとAUTO位置以外に回したくはならないだろう(AUTOが実用範囲で生きているのであれば)。

マニュアルでのシャッター段数も非常に潔い。ローライ35のシリーズでBというのがあるが、それとよく似ている。
2型になって最高速1/500が切れるようになったのは良いが、スローはは1/30まででその下が一気にBである。ここでこのカメラの立ち位置がわかる。誰が使おうが巻き上げてピントを合わせてシャッターを下ろせば良いネガが出来上がりますよ、というイージーモデルなのであろう。

ローライの2.8と3.5を所有し少し語れるくらいのレベルになって間もない人はこれを使うと少しヤキモキしてしまうはずだ。

いじりたい、自分で全てを決めたいぃ、、なんだこのチープなシャッターは!
ダイアル、ダイア....ル なんだ?ヨコ型パズルか?!  ぬうぉぉぉぉぉー

と自己炎上の後に悶絶しかねない。
書き忘れたがシャッターが特徴的で二眼のローライでは唯一のレバー押し下げ式。これがまたどう贔屓しても少々安っぽい。しかし実際に撮影すると、、、このシャッターがどうしてなかなか使い心地が良いのである。うーむむむ。

ローライマジックを手にする人は色んな意味で写真以外の人生の経験値を積んでおくのをお勧めする。
あっちでパチン!こっちでパチン!とまるでオリンパスのPEN-EE(ハーフの方だよ)で撮ってるような感じで実に愉快で凝り固まったアタマのネジと力が緩んで心地よい。

ボディのあちこちも色んなモデルの合体的なトコロがあり、そしてマジックオリジナルの箇所もあり実に楽しめる、そのあたりは次回に。
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by shonencamera | 2015-12-26 17:02 | ローライフレックス | Comments(0)

阪堺上町線の夕暮れ

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天下茶屋から南、この道の下町ブレードランナー的ゴチャゴチャ感がたまらない。
軌道上にいったいどれほどの車両と人が載っかっているのか、そして奥に見えるチン電が無事にこの道を進むことができるのか素人はハラハラして見物してしまう。



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当然近づいてくればその時だけ何の合図もなく空間が空き、当たり前のようにガタンゴトンと通過していく。



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手練の車庫入れは流れるように。。

こういうのもまたどうしようもなく好きになってしまうポイントだ。
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by shonencamera | 2015-12-19 09:25 | プチ鉄 | Comments(2)

LEDライトAC/DC化改造 何故今更気づいたのか...

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E-M1で深度合成が可能になり、今はこれでどこまで撮れるかということを飽きもせず確かめている最中である。
マクロレンズが欲しくなるがデジタルテレコンで深度合成も可能、少し甘くなるがWEB程度なら許容範囲か。
モデルは12cmほどの阪堺電車のトラムの模型。
この小さな模型をF5.6程度で前から後ろまでピンをこさせる恐ろしいモードが深度合成である。

ただし深度合成はシャッタースピードの下限が1/8、これを知らずに低いISOで絞り込んでいってものすごいアンダーな画ができあがってしまい、しばらくうーむ、と悩みまくったりする、御注意を。


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どんな風に撮ってるかというと、こんな感じである。
比較にと時代遅れだがタバコを置いてみた。ブツが非常に小さいサイズだということがよくわかる。
このくらいのサイズ~カメラ程度の小物だと、LED照明が非常に便利だ。
左に写ってる白いのがそれ、写っているのは本体に被せた自作のディフューズボックス。


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使用LEDはとても古い。
何年くらいだろう、ものすごく前に使い始めた中華LED照明。
プロ機材.COMは中華機材の販売店保証付きのハシリだが、その初期のモノ。
光量はストロボに遠く及ばずや色温度なども不安定だが(光量で少し変化する)、やはり小型でバッテリー駆動という光源というのは、様々な面で使い勝手に溢れていると知ることができた逸品だと思う。
光量が乏しいので主に小物静物で使用し、そう大事に使っているわけでもないが健気に元気に光っているので今だに使っている。


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コピーにつぐコピーの共食いで、もともとのメーカーってどこなんだかさっぱりわからないのが中華。
このライトもそうだがこの手のLED照明は通常は単3電池を6本使用する。1.5vx6で9v駆動。


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電源はもう一つ使えて、SONY式の当時のビデオバッテリーが使用できた。(8.4V)
この既存他バッテリーの代用発想はとても画期的でとても感動して感激した。

中華であろうがコリアンであろうが原爆を落としたアメ公が作ろうが、良いモノや良い考えは素直に素晴らしい。そこには政治や宗教、個人的な考えなどは無関係で、写真や映像が好きで良いモノをどう造るか、工夫するか、そしてそれをどう使うか、ということに人種も国境も何も無い。互換性や規格の共有というのを全く考えない日本のメーカーは少しは見習えば良いのに(カメラ関係だけの話では無い)。

今ではLED照明だけではなく外部モニタなどもアタッチメントでEOS用を使えたりと、同一電源で統一できるなどそういう思想が超素晴らしいと感じた。考えたヤツはアタマの柔軟なヤツだと尊敬する。



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ただ微妙に使用の上で難儀なのが総重量だった。
本体と電池を合わせると、軽量というレベルでは無くなってしまう。
EOSストロボの580EXの電池込みより少し軽いか、というくらいの重さになり
単体で使える場合はまだ良いが(←ほぼ無い)、これにディフューズの様々な用品などを加えたり
トレペで上から、という場合に、LEDなのにストロボとほぼ同じようなスタンドハード類を使用しないと
組んだしりからお辞儀をしたりして、軽く済ませたいのに通常時と同じ装備が要るという悩ましい機材だったのだ。

更に僕が大嫌いな単3電池の充電を、クリップオンで撮る時と同じくらい、スペアを含めて何セットも充電しておかねばならず、充電済みの全本数をジャラララ~っと小袋に入れるとその総重量たるやズッシリきて閉口することが常であった。

ストロボと同じクラスのハード類を用いないといけない+クリップオンと同じくらいのバッテリーが必要 であるなら、ストロボ撮影の方が光量、質、共に勝っておりLEDチョイスのメリットが無くなる。

更にバッテリーは単独で使えるメリットがあるが、当然ながら使用していくと徐々に電圧がさがり、撮り進めるにつれ光量、色温度ともに変化してしまう。ちなみに満充電のエネループでの連続使用は2時間ちょいである。



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そこで浮かんだのが第3の電源追加案。
ACアダプターで駆動させればいいんじゃね?と。

長い年月を経て何故かフト先日思いついた。
何故イマなのだ?バカヤロウ!と自分を徹底的に問いただしたい気持になるが
それはともかく我ながら非常に良い案。
日本橋の共立エレに出向いてとっととDCジャック購入、内蔵させた。
所要時間15分、費用100円弱で外部電源駆動のLED照明が出来上がった。

バラして穴開けてハンダ付けしてる間に撮影などする気も優しさも全く無く、いきなり完成写真。



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これを2台に施して軽量小物簡易撮影セットの完成。
撮影中のバッテリーダウン、前日大量充電にイライラしたりすることも無くなる。


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ほぼ本体重量のみで駆動するので、今まででは考えもしなかった写真用以外のもので固定できたりする。

更にACが確保できない場面では、今まで通りのバッテリーが使える。
ということで、遅まきながらものすごい楽ちんになったのである。

買った当時に思いついていれば...とまた書きながらちょっと悔しい。
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by shonencamera | 2015-12-13 12:00 | tips(小ネタ) | Comments(2)

ペンタ67 バケペン004

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ペンタ67で一番ポピュラーなレンズは標準の105mmだろう。
後に準標準の90/2.8が出て90mmも微妙に使いやすかった。

初期型タクマーは近接が現代レンズからすれば絶望的な1m。(昔はどこもそんなもんだった)
30年後の67の2型が発売された時に、久しぶりに新設計レンズが発売されその中でも

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100mmのマクロF4は新しい設計、近代的なキレのある写りでこれを標準レンズと変えて好んで使っていた。


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ぐるぐるとたくさん回して最短は105タクマーの半部以下の44cm
しかしここまで近づいて撮ることはあまりない。
このレンズは先っちょの反対になった傘のようなものを外して、専用クローズアップレンズを付けるとマクロ領域に早変わりする。

でも今わざわざ使うとすると、タクマーのなんともいえない優しい写りの方が良いような気がする。
現代的でキレイな写真は悪くはないが、それはデジカメでどこのメーカーでもパッキパキの写真を安価で簡単に量産できるからだ。


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ペンタ67は大ベストセラー機で、仕事の人からアマチュアまでたくさんの人に大事にされてきた。
最後に同時期のベストセラー機35mm代表のMXとの比較写真で大きさを感じてもらおう。


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まるで親子のようである。

MXはオリンパスのOM-1と当時から小型ボディのトップを争うほどウルトラ超小型ボディである。

さらに言えば両機は小型ボディなのにファインダー倍率がすさまじく高い。
デジボディしか知らない人が覗けばどんな感想を持つのか一度聞いてみたい気がする。
覗けば視界ほぼ全てがスクリーン!と言っても今では言い過ぎではない世界が広がるからだ。

ローライもファインダーではピカ1のカメラだが、35mm一眼ではレベル的にフツークラスのOM1やMXなどがすさまじく良いファインダーを装備している。ここらへんがペンタとオリのすごいとこ。
それを思い切り自社的に大フューチャーして出してたのがミノルタの後期、α9やα7だが当時から少々明るすぎ&宣伝うるさすぎの感があって、カンタンに言えばちょっとでしゃばりである。

そのくらいのファインダーははるか昔に普及クラスで装備されていた。
(AF機っていう限定だと確かに良い しかし他社がAF時代は全般的にクソすぎだったというのもある)

まぁ今こういうファインダーを装備したデジ一が出たとすれば、大騒動になるかと思う。
ならないかなぁ・・・もうAFでピンずれとか無いからなぁ。ミラーレスですら超速のAFだし。。
みんなファインダーとかもうワイワイ言わなくなったもんね。どうでもいいかもしんない。

まぁ本当に良いファインダーをクソジジイになるまでに一度経験しておくと良い。
知ってても急に写真がうまくなるとかそういう意味ではないが、もうほぼ文化遺産になりつつあるような気がしてるので。

今のデジ一眼の遠く狭いファインダーそれが当たり前になると人間慣れて諦め適応してしまうようで、久しぶりにMXを構えてじっくりファインダーを覗いたあとは、今のデジタルカメラがどういう部位で進歩し、どこを不必要だと削りとっていったかをしみじみ感じることができる。


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実に堂々とした姿のロクナナ。
これで撮ることもめっきり無くなった、いい被写体があれば出動させたいものである。

67の説明書をDLしてじっくり隅から隅まで初めて読んでみたら
僕が書いたことのほぼ全部が書いてあった、それも僕よりもっと解りやすく懇切丁寧に(TOT)。。

意外と知らない人が多い空シャッターの切り方とかもオラオラと書こうと思ってたが、それも2パターンしっかり載っていたので、僕の出る幕がない。
67オーナーも、そうでない人も、是非きちんと説明書を熟読されることをおすすめする。
そしてまだそういうサービスを行っているPENTAXに感謝し、年に数回はなんでもいいのでPENTAXを購入しよう。

新品で、だよ。
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by shonencamera | 2015-12-07 00:37 | PENTAX 67 | Comments(0)

ペンタ67 バケペン003

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ブローニーフィルム、知らない人も今では多くなってきたかもしれない。
手前が生フィルム本体。120と220があり220は120の倍のフィルムが巻かれている。
120はフィルムと紙、一端をテープで止めて2枚をくるくると巻いている構造。
220はもう珍しいフィルムになってしまったようなので書いても仕方ないかと思うので端折る。

奥側が巻き上げ用のスプールで空スプールという。
規格で決まっているので富士でもコダックでもアグファでもなんでもほぼ同じ。

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通常では一度でも撮り切って撮影済みフィルムを取り出すと、自動的にカメラ内にひとつ残る仕組みになっているのでさほど気にすることはないが、フィルム室の掃除や空シャッター切って遊ぶだとか、何らかの理由でこれを抜いて家に忘れてしまっただけで撮影が不可能になるので、常にスペアをバッグのポケットINだとか確認を怠らないようにしないといけない。
(空スプールの為に生フィルムを1本パーにしなくちゃいけない時はとても切ない)


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裏蓋を開けると広大な面積のシャッター幕が見える。
左にフィルムを入れ、右に空スプールを装着する。

中古で買う場合(といっても中古でしか買えないが)、真ん中のシャッター幕の布がキレイかどうか、その上下のシルバーに光る横に伸びる金属(フィルムガイドという)が腐食していないか、を見たほうが良いかもしれない。
長年しまわれて永久の眠り真最中から発掘された個体の中には、幕が白くカビてたり、ガイドの劣化が見られるものがある。幕のヨレがあるものなどはほぼ確実に死んでいるし、目視で確認できる穴があるものはフィルム入れた時点でアウトだ。

といっても、もう売ってる時点で完調の67を探すなどは考えない方がいい。
買ったら速攻OHがベストだ。修理はプロのCROWさんに


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裏蓋のフィルム圧板は左右にスライドさせることで120/220フィルムに対応し

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裏窓には120と220のフィルムインジケーターが連動するというアナログなギミックがある。
こういうのが大好きだ。


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スタートマークを120の位置にした図(220では右に合わせマークがある)。
この状態で裏蓋をパタンと閉めて、あとは止まるまで巻き上がれば1枚目が撮影できる。


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滅多に使わないが覚えておくと焦らないポイントはココ。
電池切れなどでミラーが変な位置で止まったり、なんだか動かなくなって冷や汗たらたらした場合、電池を交換しても復帰しない場合に押すボタンだ。
コレを押すとパタンとミラーの音が鳴るが、それだけではダメで、そこから更に巻き上げする。これで復帰が可能となる。
電池が少なくなってインジケーターがつかなくなっても強靭な67は何故か動き続けてしまうので、ついついいけるとこまでいってしまい運悪くフィルムが入ってる状態でこれに遭遇すると、1コマ捨てる羽目となる。
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by shonencamera | 2015-12-05 14:11 | PENTAX 67 | Comments(0)

クイックシュー 種類豊富すぎカオス

担いだら肩にみっしりと食い込み、設置したらメリメリと地面に生えたかの如く不動となる大型・中型の三脚は撮影には必需品で2本を使い分けているが、日常などでは罰ゲームに近いので使わない(使いたくない、持ちたくない)。

カメラやレンズが小型軽量になり手ぶれ補正が恐ろしいほど超強力になってきた今、三脚なんか要らないんじゃねという世の中になってきた中でも、やっぱり三脚を使えば2UPくらい質があがるのは確か。まぁそこらへんは何を撮るかの内容と速写性と機動性との兼ね合い。

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大型・中型はもう買う時点で保管スペースの占拠とかは諦めてるけど、小型とはいえ三脚は安かろうが高かろうがそれだけで限られた保管場所のスペースをかなり占領してしまうので「あぁ、これは買って失敗だったな」と判断した瞬間にドナドナとなり、手元に残っているものは独自主観でのOKレベルを超えた個体だけが残る。

左が一番気に入ってないのに何故か一番使用頻度が高いSLIKのカーボン。やはり軽さは武器。
真ん中が次に使用頻度が高いベルボンのウルトラLUXiL。これはコンパクトさが武器。
どちらも僕には脚だけ最高。
どちらにも雲台にはベストセラーとなった質の良いボール雲台に交換しているには僕なりのこだわり。


この手の小型三脚に最初からついてる雲台はいつの頃からか雲台に独自クイックシューが内蔵されたものばかりで、シューをたくさん持っていないと使い回しが非常にやりにくいと判断したのも書いてて思い出した。

そして右が最近加入した珍しく雲台の方に興味を持って導入したSLIKのオイルフリュード混入の3WAY雲台。OM-Dなどの小さなボディには手持ちの雲台では少し大きかったのでちょっと前から良さげなモノを探していた。

手元に届いてから真っ先に気になったのはやはり雲台のカメラ取り付け部。

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雲台自体は小さくかわいい割に各部の剛性も高く締め付けやリリースのフィーリングも文句無い。
1km先からでもSLIKとわかる真っ白になって出先で恥ずかしくなるハンドル部樹脂の材質も変わったような気がする。
しかし残念ながらこれも独自のクイックシュー1体型の雲台にしてしまっている。


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こんな感じのさ、昔ながらのネジがついてるだけの仕様だったら最高の小型雲台になるのに。

何故こんなに全てがなんでもかんでもクイックシューになったのだ?そんなに脱着しまくるか?
って文句を言っても僕は雲台は自作で鋳造できないからしょうがない。

またバカみたいにスペアシューをひとつくらいは買わなきゃいけないなぁ・・・と
ため息まじりでスペアシューの型番と値段を調べる為にスリックのHPを見て笑ってしまった。
なんだこのカオス。。。(抜粋画像長いよー)

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あのさ、、下1/3とかのは、、もう1種類で良くね?/

同一メーカーでよくまぁこんだけ造りに造ったな。
現行でこれだから歴代加えてチベット持って行ったら曼荼羅作れるぞ。

ちゅーか、、そんなになんでもかんでもどんな時でもquickに脱着したいか?
そんなシーン頻繁にあるか?どんだけ1秒争ってるヤツ多いんだ?

カメラを雲台に載せてネジ締めたり緩めたりするのに1分もかからんだろーが。。。


アルカ規格だとかビデオ用やバランス雲台とか特殊だったり世界で基準と自然となったりして必要があるものは別としてさ、安もんジャンルはあまりにも無計画で規格も何も考えてなさそうなヒドい状態にしか見えない。

SLIK一社でこの有様だから、世界の三脚メーカーを全て調べると、もう大阪の夜空で確認できる星の数より多くなるんじゃないか? まぁその数に比例して下請け製造会社は「えっへっへ、ダンナもシューお好きですねぇ、またですか?へい毎度~」と喜んでいるだろうが(どうだか知らんけど)。

世界の三脚メーカーで、この先30年くらい不変の小型・中型・大型と三種類くらいのシュー世界規格を三脚の偉いオッサンが集まって相談して決めろ。決めたらそう簡単に変更したらダメだぞ。ついこないだ出たのにもう 2型!とか出すの好きだからなぁ。。。まぁ進化はいいんだけど互換性を抹殺して進化しちゃうから困るんだ。使う方が。

それと同時に、同じ雲台でシューの無いトラッドなヤツも必ず出してくれ。
フツーのでいいのに、、って思ってる僕みたいなヤツも世界でいっぱい居るハズだ。



だって、今日の撮影クイックシュー要るなぁ て思ったら、自分が選んだお気に入りのクイックシューをそこに付けたらそれでいいもん。

クイックシューってのは必要だと感じた時が出番じゃねーか?ずっと常駐はでしゃばり過ぎだと思うぞ。

嫌いじゃないし使ってるから言うんだ、とっかえひっかえするときはクイックシューめっちゃ便利だし。

種類にしても、今日はアルカが使いやすいな、今日はQRAがシュパ!っと速くていいな、さてさて今日は一枚たりともブラさねーように梅本にしよう、とか、用途に応じて使い分けれるユーザーセレクトの自由さが無ければいけないだろう。

そういう選択はさ、造るヤツじゃなくて、使うヤツが決めるのだ。 
と、僕はずーーーーっと長年思ってる。
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by shonencamera | 2015-12-02 18:22 | アクセサリー系 | Comments(5)

ペンタ67 バケペン002

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スタンダード不変デザインなペンタプリズムのみのこの67スタイルが好きという人は多い。
余計なものが一切無いシンプルさは、この先も永遠に飽きることが無いだろう。

レバーとダイアル、今ではグリップとは言えないほどの小さな突起グリップなど細かいトコでのメカメカしいデザインの鬩ぎ合いが繰り広げられたMF戦国時代に投入された35mmのLXにも、このシンプルモダンな思想は思い切り注入されていると僕は思う。

数えきれないくらいのカメラが出て、これからも出るが、心に残るカメラはどれだけあるのか。


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ファインダー接眼は大きくメガネでも見やすい方だと思う。
メガネではゴムのアイカップが必須で、これが無いとメガネのレンズがキズキズになってしまう。
アイカップの下側は裏蓋まではみ出て挟んでしまうので、水平にチョキンとカットする。
それ以外のピラピラの部位は使っているうちにちぎれたり劣化で割れたりしていく。


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デザインが台無しだ!と一部で嫌われてたりする露出計内蔵のTTLファインダーだが便利なので僕はけっこう好きだ。
このTTLファインダーはカメラマン仲間の67同志より、アイレベルのファインダーと交換して頂いたものである。そのカメラマンも「やっぱり67はこれですよー」と嬉しそうに眺めていて、僕はTTLファインダーで楽に撮りたかったので、同じように嬉しく愛器を眺めていた。彼にはもちろん手持ちで一番内外とも状態が良いアイレベルをお渡しした。

TTLファインダーは機能的にもファインダー内で平均測光ができるし、何より速写性が高まるのはありがたかった。
ただし、便利とはいえAEでは無い。
懐かしい針式の露出計で絞りとシャッターダイアルを組み合わせて自分で決めるのだ。
独立した露出計と違うのは、実際のレンズを通して入ってきた光をただ測るTTLという点。
測光スイッチは手動、ボディから電源を取るのでファインダーに電池は不要、すごいのだ。
(こんな構造を当初から考えていた設計なのだろう、素晴らしいと思う)


d0207730_4431448.jpg

デザイン的には確かにただのアイレベルファインダーと比べると不細工になってしまうが便利さには人間弱いのだ。
白い丸はメーターの採光窓なのでグリグリしたりしてはいけない。
前述したアイカップの最終形態がこの円形のゴムとなるのがなんとなくわかるだろうか。


d0207730_4454333.jpg

ただでさえでかいのに更にマッチョ(デブ)になったかのようにも見える。
戦車でいえばアメリカのシャーマン戦車のような感じが昔から僕のイメージ。


d0207730_4473765.jpg

ファインダーはこのように外れ、ウエストレベルだとか数種のファインダーを取っ替え引っ替え可能。
天体の人などは67をベースにBをメカニカルに改造したり、バキューム加工をしたりしてて初めて見た時は言葉を失うほど驚いたりしたもんだが、人間良いベースがあれば実に色んな工夫を思いつくものであって、その元のボディ自体が良くなければこれほど色んなジャンルで愛されなかっただろう。僕はごく普通にこのまま撮ってたけど。

ちなみにファインダー視野率はプリズムで90%弱、ウエストレベルだと100%ってのはお決まりのパターン。
ファインダーのモルトが痩せてしまうとゴソゴソと隙間が出る。これは非常に気分がよろしくない。
ここはとても簡単な施工で僕のような修理素人でも交換できる。
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by shonencamera | 2015-12-01 04:28 | PENTAX 67 | Comments(0)


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