<   2015年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

フィルター つけるorつけない

d0207730_0445917.jpg

ニュ~っと忍び寄る指、、、わざと撮ってるんだけど写真をやってる者としてはこの状態でも気持の良いものではない。

今回はフィルターの話。

といっても、「フィルターってのはねぇ・・・」などとあーだこーだ小難しく言うハナシではない。
ほとんど防御するか、しないか、とかいう点である。
もっと簡単に言えばスカイライト(今ではプロテクターとかUVだと思うが)くらいのことね。

過去記事で「フィルターいらん」と書いたらしく、確かに僕はあんまりフィルターは好きじゃないので必要だと判断した時以外はつけたくないのはつけたくない。(空落としたいのでハーフNDや、NDをつけなきゃSS足りなくて開けれない、とか言う時は使わなきゃ撮れない、そういう当然な話を端折るのは言うまでもない。)

だけどたぶん、けっこうな数のフィルターを持っている。
数は勘定したことないけど、普通の人の何倍は大小合わせてあると思う。

それを使うか使わないかは、どういう撮影になるかということで決めるのだ。

例えば子供を撮る場合、年齢にもよるしスナップ撮りなのか記念のポートレイトか、でも違う。
幼稚園児までなら100%つけるし、遠足や修学旅行などでも付ける。
でも、例えば6切台紙でお渡し、などの撮影ではつけない。
もっと細かく言えば遠足等であっても集合写真では天候にもよるが付けててもほぼ外す。

レンズは大事な物であるしレンズの前玉はいつも良い状態を保ちたい。
子供にはそういうのが理解できないし、言ってもほとんど逆のことを好んでする。
ちょっと回転の早そうな子ほど、楽しそうにそれをエヘヘ顔でやる。
非日常のカメラマンなどは何を言ってもやっても、怒られることが無い珍しい大人、として認識したが最後(ほんの一瞬でほとんどの場合そうなる)、ストラップを引っ張るわ、ストロボを掴もうとしたり、ジャンプしてレンズ全面にタッチしようとしたりは、僕の場合当たり前の光景なので先生も注意もしない(先生が悪いわけじゃない、叱らないで、これでいいんです、とお伝えしているのでそれを守ってくれているだけである)。

子供目線にしゃがんだりしたらもう餌食同様である、エレベーターが開いたら押し寄せてくるゾンビの群れのごとく(ジョージ・A・ロメロ ゾンビ 参照) ありとあらゆるトコロに子供の手が伸びてくる。。。

そんな中、前玉丸裸のレンズを投入するのは、裸の王様が爪楊枝を武器にバルチック艦隊に突撃するようなものである。

d0207730_121448.jpg

ほら、やられちゃった。。


とある時までは全ての撮影で無駄な理想を貫いてた。
特にフィルム時代はそういう意識がとても強かった。
子供にはカメラは触ったらダメ!と諭したし、まだ子供も(親だね、実は)今ほど頭の中までフリーダムになっていない時代はほとんどの子供が言うことを聞いてくれたしそれでいけた。

でも時代はどんどん自由になってきた、僕が感じるにはクラスの半分以上の子供の名前が源氏名のようになってしまった頃からいろんな意味で良くも悪くもなんでも良くなった。
で、方向転換した。
何をどうされても良い状態にすれば怒ることもなく、腹もたたない。
撮影しなければいけない状態は昔も今も変わらないんだから。

さすがにその前にどこを触ったか、何をねぶったか、どこに突っ込んだかわからない指でグリグリされたら気持は良いものではないが
「だめよ~、ダメ、ダメ」って、ちょと昔のはやり調子でいえば
今でも子供は大喜びでいっしょに笑ってノッてきてくれる。
そこで笑顔をいっぱい撮れる。

フィルターをつけてたら笑いながらいっしょに何度もそれをやりながら、シャツの裾でキュッキュとすれば良い(クロスで拭くのがそりゃ良いが、ケツポケに入れてたらいつのまにかそれを奪ってわーいワーイ「カメラマンのハンカチぃ~」と放り投げて踏んづけて遊んでるのが子供である)。もちつきなどでは盛大に米粒が飛んでくるわ、ファインダー覗きながら広角であちこち迫れば、思いがけず臼やPTAのお母さんのお尻に衝突することもある(ないけど)。

なので、どこで何をどう撮るか、でどうするかを決める。
フードはズームになってからは、そのレンズの最広角でしか本来の意味が無いからレンズ縁の防御としか認識していない。でも、無い場合は即破損となる場合にも、フードが割れるだけで済むので有効なバンパーである。レンズ自体が安っぽい造りになってきた最近では特にそうだ。

d0207730_123922.jpg

指を押し付けたら一回くらいだったら跡はこんな感じになる。
これでも露光面に結像するこの箇所は大きく拡大していくと、かなり流れたり滲んだりする。
集合で前玉を良い状態にもっていくのは、画像面積における1人1人の顔面積が普通の撮影に比べて極端に小さいから、画像に影響を及ぼす可能性のある障害をできうる限り除外する為だ。
(もちろん全てのショットでそれができる状況であればそれがベスト)

そういうのも過去に書いたこと(過去なので言われて思い出すことも多い)も全ては過去の失敗を教訓にして自分なりに自分の状況での今のベスト、を模索して書いているので、極端に言えば1年後は「フィルター全撮影で必須だよねー」と言ってるかもしれない(例えばのハナシである)。不変なものは不変だけど、変わる箇所は常に変わるし、それはそうしたほうが良い結果になると思えば世間が99%そうじゃないと言おうが変える。

自分の状況というのは自分でアレコレ模索して、良いかなと思ったら導入し、そうでないと判断しそう思ったら違う術を自分で探す。そういう作業がオリジナルの自分流を確立することであり、写真にかぎらず楽しみのひとつでもある。

d0207730_146329.jpg

ブロアで吹いたら、キレイな状態のクロスやクリーニングペーパーでフキフキしましょう。
これでまた気持いい写真が撮れます。

ちなみに子供のスナップ撮影では同じことは服装にも言えます。
100%の確率で裾をムニューーーーー!と引っ張られたり、抱きついてきて顔スリスリだとか(これが非常に汚れ度合いとしてはクリティカル)手荒い歓迎を受けますから、2年以上経過したようなプリントも色もこれ以上褪せないなと思われるようなユニクロのTシャツとかしか着て行きません。というか、着て行きたくないです。

そんな感じの方が思いっきりいっしょに遊びながらワイワイ撮れるでしょ。
帰りにどこかに寄りたい時がちょっと恥ずかしいんですけど。
[PR]
by shonencamera | 2015-04-30 01:55 | アクセサリー系 | Comments(4)

キャップの話 2

キャップの話なので大まかに種類を書いてみよう。

d0207730_1819755.jpg


いちばんシンプルなのが「かぶせキャップ」だろう。日本語で言えば「蓋」である。可動部分も無い。
写真のPEN Fのキャップは金属製で非常に丁寧につくっており、キャップがレンズと接触する縁の箇所にはベルベットが巻かれるという質の高いものである。僕が12-40/2.8のキャップで怒ったのは、こういう質の良いものを作ってた会社がなんであんなバカみたいなのを出して恥ずかしくないのか!という呆れと情けなさからくる。

d0207730_18242895.jpg

書く必要も無いが、外側をつまんで脱着する。
その際のフィーリングは、中の空気が少しづつ抜けていくなんとも言えない気持良い感触である。
装飾といい実際使っての感触といい、工藝品というジャンルに入れても良いとさえ思う。
日本はいつまでも愛でるこことができるこういう品を過去に作っていた。

かぶせキャップはプラ製であればそのもの自体の弾力などで簡単には外れず、非常に確実で脱着も容易な素晴らしいキャップであるので、今でもルーペやあちこちで使われている。PENTAXなどはボディキャップですらプラのはめ込み凸キャップ、レンズの後ろの凹キャップが異種として現行で、変なトコに気がつくメーカーである。


d0207730_18311026.jpg

次にねじ込み式キャップ。フィルターと同じように使う。
ゼンザブロニカのこのキャップもかなり手が混んでて実にしっかり作りこんでいる。

d0207730_1834375.jpg

欠点というわけでもないが、あえていえばレンズの前枠を少しヒットしてしまったりすると、キャップがねじ込めなくなってしまったり、雑に入れてしまうとネジ山を荒くしてフィーリングが悪くなったりする。前枠修正のちょっとイカツイ道具などが昔あったが古い人は知っているかと思う。


d0207730_18353441.jpg

舶来はバヨネットを採用することが多かったように思う。
二眼はBay1~Bay4。
舶来純正フィルターはべらぼうな値段だったのでバヨネット各種→mmフィルター枠への変換アダプターが便利だった。


d0207730_18394859.jpg

そして国産一眼レフの全盛期はこういうフツーのキャップになる。


d0207730_18402589.jpg

これが現代キャップの初期といえばそうかもしれない。


d0207730_18405679.jpg

花形フード時代以前、フードがまだ別売だった頃には、フードを付けたらこういう感じに経が合うキャップを探して付けていた。今でもそれは有効で(これが慣れているというのもあるが)非常に使い勝手が良い。

今のフードやアクセの装着はバヨネットになっているが、ロックが非常に甘く緩く、ねじ込み式の方が良かったと思う人も少なくないだろう。Canonなどは20万円も出して買った高品質レンズのフードがプラスチックだったりして、なおかつユルユルでカチッと止まらず、気持ち悪いので薄い紙などを挟んでしのいでいた方も多いだろう。最近はようやく各メーカーもロック方法を変更して、完全にスイッチ式のロックに変更した。「ようやく」と言ってよいくらいの気が付き速度と僕は呆れるが、カメラ系は特殊分野とメーカーもユーザーも思っているのか、ひとつ進むのに年単位かかってしまうのはどうにかならないのだろうか。僕など誰も知らぬ者が声をあげても聞くわけがない、高名で影響力のある人が、自腹きってなくても「これさ、全然ダメじゃん、バカじゃね?」って言ってくれないものだろうか。

ズームでなければ円形フードでOKなので、いろいろな組み合わせができる。
オリジナリティあふれる自己流を模索して快適に使って楽しむのがモアベターである。
[PR]
by shonencamera | 2015-04-19 20:17 | アクセサリー系 | Comments(0)

キャップの話 1

d0207730_1742191.jpg

前にOLYMPUSの12-40/2.8PROレンズの前キャップがクソだと書いた。


d0207730_17451975.jpg

コレを作った間抜けが世間に与えた逆功績は大きいかもしれない。真ん中しかつまめない、というのがこれほど人間にストレスを与えるのか、というものすごい地味で無駄な発見だ。
ほとんどの人が62mm系のキャップを買い足す、というアクセ界への経済効果も売れた分だけあったであろう。もしそれが62mmのEシリーズのキャップの在庫過多をなんとかしようという悪い意図からだとしたら、そいつは天才的なワルである。

d0207730_17475355.jpg


昔はこういう風にフード無しで、円形の外側に2つ設けられたつまみを文字通りつまんで脱着するというのがデフォルトであった。


d0207730_17513349.jpg

カパンっ、とこーいう感じね。
特に何も感じなかった、というよりキャップが進化するなど凡人には考えもしなかった。


d0207730_17525617.jpg

ズームレンズ用にと花型フードが目立ちはじめた頃に、花型フードを付けたまんまでは今までのような外側のみキャップでは脱着が非常にやりにくいということで、僕の記憶ではタムロンが初めてこの真中ツマミが付いたキャップを出したと思う。


d0207730_17572938.jpg

これを初めて摘んだときは、テンサイちゃうか・・・これ気がついたヤツ!!と感動したものだ。

そして各社がそれを認めてどんどんWつまみキャップを採用する中、最後まで旧型キャップを死守していたCanonもいつの間にかWつまみキャップになり、ほぼ世界がそれをデフォルトと認めた現代・・・

まさか外側つまみを無くす発想のキャップがこの21世紀の世に放たれたことに大いに驚いたのが、OLYMPUSの12-40/2.8PROの前キャップだ。試験的にユーザーのストレス度を測る為だとか、わかっててやったんですよ、イライラするでしょ?うふふ。というわけでもない。
高級レンズなので高級に仕上げてみました、という意図で標準装備された自信満々のマジで作った写真機材の歴史に残るアホキャップと言えよう。

逆にこのキャップに疑問を抱かない人も当然居て、それは写真や機材に触れ始めた時期がわりと最近という判断材料になる。つまり花型フードが当たり前で、どこのメーカーも全て真ん中つまめるWつまみキャップになってから始めた人などは特にストレスを感じないのかもしれない。

ストレスを感じるから、感じないよ、どっちが良い悪いではない。全く関係ない。
キャップというのは外側のつまみをなくしてしまうと、ただそれだけでものすごくムカつくんだ....という誰も想像もしなかったことを、何十年もカメラを作り続けてきたOLYMPUSは無駄に全世界に知らしめたのである。
[PR]
by shonencamera | 2015-04-18 18:17 | OLYMPUS | Comments(0)

スタンダード 50mm

d0207730_1932310.jpg


少し前からAFが動かくなって修理しようとは思うんだけど
標準ズームでまかなえちゃうからと、気がつきゃ長いこと放置してた標準レンズ。

そして今(さら?)ようやく復活。
ずーっともやもやしていた気持が少し晴れる。

数値性能で言えば今のキット附属ズームレンズの方が高得点を出すんだろうなぁと思うが
写真はそういうものだけで撮るわけじゃない場合が多い。

これを名玉だとか思ったり薦めたりすることは今までも、これからも無いだろうなぁ。
みんなそれぞれベストオブ標準レンズがあると思うし、僕にもあって、それがEOSボディでは使えないから
この純正の50mmが必要ということ。
EOSを使う上での写りに関しての指針というか基準というか、そういう感じ。


今じゃ珍しい長寿レンズになってきて、他でこういう写りをするレンズが少なくなってきたからある意味
貴重な古典スタンダード、とかCanonが誇る標準中の標準、とか言うのもあたってるかもしれない。
でもワーワー言うほどじゃない、このくらいのレンズは数十年前に当然のごとく作ってる。
EOSボディで全ての動作が可能な開放値1.4の純正50mmは、現在のところこれしか無いということ。

まぁ新設計の50mm/1.4をCanonが出したら、もうただの古臭いレンズとなり
中古市場で「ヤバすぎ、開放ツカエネー!」とかって口コミされつつグルグル回るんだろう。

現時点でも持ってて使わねーとか思ってる人とかに少しだけ助言。
「F8にして撮ってみな」

それで あぁ~、なるほどイイね と思えなければこの先永遠にただのレンズコレクションとなるだろう。


で、これを自己体験での感覚、現代最高レベルのパッキパキの写りのレンズで撮ってみたら
レンズもボディもあちこちについちゃった傷がクッキリハッキリ写ってて感心する。
そりゃこんな現代レンズを相手にしちゃ話にならんわな、今はとんでもない時代になっているなぁと
本気でそう思う。
[PR]
by shonencamera | 2015-04-11 19:40 | EOS(デジ) | Comments(0)


写真とカメラが大好き少年カメラ


by shonencamera

プロフィールを見る

最新の記事

世の中のとても面倒くさい仕様..
at 2017-11-29 01:59

カテゴリ

全体
ローライフレックス
スプリングカメラ
tips(小ネタ)
ハッセルブラッド
フレクサレット
ブロニカS2
ミノルタ オートコード
その他のカメラ・レンズ
ブローニー・ボックスカメラ
レースとか
EOS(フィルム)
EOS(デジ)
ライカ
PENTAX LX
PENTAX 67
業務連絡
アクセサリー系
movie
フェイバリットなコト
単車系
徒然事
音楽のコト
PENTAX Q
ストロボ系
OLYMPUS PEN-FT
ストラップ
OLYMPUS
プチ鉄
天体・その機材他
未分類

以前の記事

2017年 11月
2017年 10月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 04月
2015年 03月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月

検索

タグ