カテゴリ:スプリングカメラ( 7 )

カッパカメラ - マニア偏 -  #005

カッパカメラのマミヤ6Pは大変良い状態だったんだけど、やはりずっと使わずに大切に仕舞っていたので・・・

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レンズにはカビさんが大量繁殖してらっさいました。大枚はたいて買ったレンズでこれになったら、自分を「バカバカ!」と自虐すべきなんですが、古いカメラを発掘した場合や、もらったりした場合は大抵こんな状態になってるのがデフォルトです。

もう一台のマミヤ6は、外見ボロなのにカビはそれほど酷くなく、逆だったらいいのになーという感じでした。

で、普通は直してもらいにゴッドハンドのゴッドファーザーの事務所まで行くのですが
今回は僕ができる範囲でクリーニングします。できる場合とできない場合があります。

カメラ好きが高じたら修理とかもやってみたくなるし、それはとても楽しいことなんですが、大抵ある一定のトコまでいって、それ以上行きたいけどいけずに無理して壊しちゃいます。僕が少しだけ人より優れてる点は、できるトコとできないトコの見極めをちゃんとつけれるトコです。これ以上いっちゃ無理だよ、ダメだよ。っていう、引き下がれるポイントを察知できるかどうかですね。今じゃもうほとんど最初から引き下がります(ぜんぜん優れてないな...笑)。自分でできたとしてもその出来上がったレベルが比べ物にならないくらい雲泥の差があるからです。とりあえず写るよー、というレベルと、安心して撮影に挑める、というレベルは天と地の差がある。 

でも今回のマミヤのようなスプリングカメラは大判レンズと似てますし、マミヤは構造が非常にシンプル極まりないので、やってみました~。

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途中は夢中になってて撮り忘れてますが、そこそこキレイになりました。でも、菌糸の跡は残ってます。ハァーと息を吹きかければコーティングがムシャムシャと食べられた跡なのか、ハッキリ見えちゃいます。でもこれだけクリアになれば普通に写真を楽しむ分には問題無く撮れると思います。

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もう一台の方は前玉はキレイだったんですが、後玉がカッビカビでした。これも

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キレイになりますた。でもシャッター直さないと撮れませんね。ちょっと勿体無いね。

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軍艦部も開けて(ネジ3本でパカっ!ですから)大したことはしませんが、ホコリだらけなのでフキフキお掃除します。シンプルなファインダーもキュッキュとお掃除して少しでもクリアに。ちなみにファインダーは非常にデリケートな部分なのと、キュッキュと調子よくやってたら枠が消えちゃったりいろんなコトがおこったりしますので、僕も含めてですが素人は危うきに立ち入らずを守るべきです。プロにやってもらうと、やっぱり仕上がりがちゃいますからね~。


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で、そのファインダー。二重像といって真ん中のマルの中に薄い像がズレて見えます。それを合わせるとピントが合う、という仕組みです。レンジファインダーというのは・・・
「光学視差式距離計が組み込まれており、距離測定に連動して撮影用レンズの焦点を合わせられるカメラのことである。」(笑)・・・むつかしーですねぇ。

よーするに、覗いてズレてたら合わせて撮ったらいいんですね。
超有名なライカもこの方式のトップバッターです。

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ということでマミヤ6これで撮ることができますよー。ただし、フィルムは新しく買いましょうね。残りのカラーネガ160NSもずいぶん前に賞味期限切れだし。キタムラとかヨドバシとか、少し大きめの店でしかもう置いて無いと思います。 じゃあまたお返ししますねー!
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by shonencamera | 2011-01-18 21:47 | スプリングカメラ | Comments(1)

カッパカメラ - さぁ撮ろう -  #004

これで1コマ目までフィルムがきたので、シャッター押せます。(長い道のりでした)
でもね、まだやらなくちゃイケナイことがあるんですね~。これはどのモデルも同じです。

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この真正面から見た、レンズの回りになにやらいっぱいやらなくちゃイケナイことが詰まってます。
・シャッターレバー これは毎回操作しないとシャッター押せません
・シャッターダイアル 好きな値に合わせます
・絞りダイアル  これも好きな値に合わせます
・セルフタイマー みんなで撮るときに使います ダッシュ必須です

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違う角度から撮ってましたね。こっちの方が分かりやすい。絞りとシャッターは通過する光を制御する装置。二つの数字の組み合わせでフィルムに届く光の量と質を変化させます。だけど~~~

ややこしいことは抜きににして、写真を楽しむにはキレイに写らなくちゃ面白く無いので、最初はISO100のネガフィルムを使って
・絞り 「8」か「11」に固定してしまいましょう。なんでって言うと、ほとんどの場合一番レンズの性能をフルに発揮できる値だからです。
・で、明るさに応じてシャッター速度を少し変えてあげる。例えばキレイに晴れてる屋外順光(太陽背中にして)だと、1/250なのでマミヤだと絞り8で1/300にしてあげればOK。(同じ条件で超ピーカンだったら絞りを11に)
少し雲が出てきたら絞りそのまま1/100。日陰を写すとか更に暗くなったら1/100のままで絞り5.6にしてあげればOK。 

室内で撮る場合は最初は多分全滅することが予想されるのでストロボを買ってストロボ発光させて撮りましょう。この場合は買ったストロボによって操作が変わるので今回は説明省きます。

んでね、、、このブログ用の写真撮ってる間ずーっと僕の足元では・・・
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ワンワンが発情して腰ブンブン振ってました・・・。しかもオトコノコだし(笑) 犬も子供も好きだしだいたいなついてくれて嬉しいんだけど・・・ 
発情に関しては僕はやぱしニンゲンのオンナノコの方が嬉しいです、はい。 
ワンワン、去勢したげてください~、可哀想でーす。
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by shonencamera | 2011-01-18 20:57 | スプリングカメラ | Comments(0)

カッパカメラ - 1コマ目まで -  #003

カッパさんが急かしてます(笑)ので駆け足でいきましょう~

マミヤ6 P と マミヤ6 IVS(オートマット型もほぼ同じ) ではフィルム装填方式が違うので
先ずは完調であるマミヤ6 Pからいきましょう。

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フィルムを空スプールに差し込んでカメラにセットします。右側が新品フィルム、左側が空スプール側。
大事なことは上下に出っ張ってる黒いモノの下に通します。

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で、巻き上げダイアルを右に回して少しタルミを取ります。

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マミヤ6Pは赤窓式なので、空スプールに差し込んだリーダー部が巻いたテンションで外れないことを確認したら、もうフィルム押さえを付けちゃいます。写真のように並行に差し込んで奥まで優しくぶち込んであげましょう。どや、とか言葉はいりません。(もちろん to Banさん)

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特にいらんかったよなー、と思ったけど裏フタ閉める時です。せっかくキレイな手モデルで手伝ってもらったので。

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パタム・・・。と閉めてロックします。
ようやく装填できたかと思っても、まだ撮影準備までいってません。ここからが重要。
フィルムの1コマ目を手動で出すのです。

赤窓を開けながら巻き上げダイアルをグリグリグリグリ....とずーっと巻きます。
初めてだったら、「・・・ま、まだ?」とちょっと不安になるほど巻きます。
で、ときどき模様が見えたりして、「お!」と思いますがまだ巻きます
矢印「→」が出てきたらソロソロです。巻上速度を緩めましょう。
一方通行なので「あっ、トトトト。。。」って行き過ぎると戻れません

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ピッタシ「1」を窓に出したらココが1コマ目です。おめでとう~!よくがんばりましたっ!


<自動巻止付きの場合>

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フィルムを入れるのは同じなんですが、リーダー部を巻いていって、左側のボディの上にある白い○マークと、フィルムのスタートマークを合わせます。

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キチンと合わせたら、フィルム押さえを閉じます。

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裏フタを閉じてロックをかけるのもいっしょですが、左上の巻上ダイアルの下に1~12まで数字がありますね、コレが重要。
マークが赤い◎のトコロにあるのを確認して、親指が自然にかかる短いレバーをグイっと左へ。
少し音がしてロックが外れます。

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ダイアルを巻きます巻きます巻きますっ!! 今度は勝手に止まってくれるので、ずーっと巻きます。赤窓ついてるけど気にしないでいい。

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で、カチン!と止まったらダイアルの数字も1になってるし、赤窓を開けたら、しっかりと1コマ目になってます。

ね、便利でしょ? これが自動巻止装置です。


自動巻止装置は今では全ての中判に付いてますが、ほとんどの機種が「スタートマーク」を使います。
例えば天下のハッセルブラッドも
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天下のツァイスも
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唯一「ローライフレックス」だけが、赤窓も要らないし、スタートマークも要らない。何にもしないでいいんです。
空きスプールに外れないようにしっかり差し込んで、ふた閉じて巻いて巻いてしたら、勝手に一枚目OKなんです。
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by shonencamera | 2011-01-18 20:41 | スプリングカメラ | Comments(0)

カッパカメラ - フィルム装填まで -  #002

ごちそうさまでした~♪ みんなで食べるご飯っていいね~。
お腹もおっきくなったことですし、ぼちぼちカッパマミヤを検証していきましょう!

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しかしマミヤ6を2台も所有というのはなかなかお好きだったようで(親父さんのカメラだそうだ)。
外見がキレイな方が先にも書いたマミヤ6 P型。
奥でボケてるのは油も愛情も切れて久しかったようで、半開きのまま止まってしまう可哀想な状態。シャッターも固着してしまっていて、これぞ正にジャンク状態。こういうのを僕はよく好んで買ったりする。
型番は後で調べたらどうやらマミヤ6 IVS型。

シャッターはどちらもコパル。ジャンクの方が1/500まであり、Pの方は1/300までしかない、こういうところが廉価版のPですね。だけど、シャッターがキチンと動いていないといくら1/500を積んでいてもどうしようもないので、どっちが偉いかというと当時はIVS、今はP、ということになる。

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裏蓋を開けるとそこにはマミヤ6独特のバックフォーカス機能が眼に飛び込んでくる。どっちも裏蓋に穴(窓)が開いてるでしょ?これを「赤窓」といいます。後述するので覚えててね。

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フィルム押さえをOPENした図。同じマミヤで同じ年代でも違うねー。Pの方は最終型もこのタイプだったので僕には馴染みが深い。ただ、脱着式というのはカメラに興味が無い人には何のパーツかわかんないので、中古買ったけど裏開けたらフィルム押さえが無かった・・・となれば撮影できないから、失くさない・無くならないヒンジタイプの方が恒久的だと思う。それはストロボの電池室の蓋にも言えるコト。

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バックフォーカスってなに?というのを簡単に言えば、普通はレンズ側にネジが切ってあって回すことによってレンズを前後させてピントを合わせるんだけど(ヘリコイドという)、マミヤ6は発想の転換でボディ内のフィルムを前後に動かすことによってピントを合わせることにした。そうすることでスプリングカメラ独特の折りたたみ式のレンズ部の稼動部分を減らすことができる。レンズ部はガシ!っと一旦完全固定すれば動かさないで良いので精度が保てる、剛性を上げられる、ガタが少なくなる、ボディとの連動部分がひとつ減るので信頼性UPにつながる。。。 とまあ書けばきりが無いが、ようするに良いこと多かったのね。だけど他社が真似なかったのはパテントとったからなのかな、それとも技術的に難しかったのか。。。 とにかく当時は打倒ツァイスだったので日本製はアレコレと本気で知恵を絞って戦ったのだ。
僕が知ってる中でバックフォーカス式を採用したカメラは、このマミヤ6より何十年も後に出たコンタックスAXしか知らない。AXはMFを固持していたコンタックスが既存のMFツァイスレンズでAFができないかと考えて採用した。マミヤ6では手動でピント調整をするがAXではこのバックフォーカスが自動でウィーンと動いてオートフォーカスとなる、メカ的には非常に面白いカメラである。

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さて、実践編と参りましょう。僕もテストフィルムを持って行ったんだけどカッパさんの荷物の中には有効期限が切れまくりのフィルムがあったので、その中の一本を使ってみました。
もうみんな普通に使うカメラはデジタルになったと思うけど少し前まで普通にフィルムを使っていた覚えがある人も多いでしょう。あの一番みんなが知ってるフィルムは35mm判といって、マミヤ6では使えません。もう少し大きなフィルムを使います。箱から取り出すとこんな包みに入っているのがブローニー120フィルムといって中判カメラで使う今でもポピュラーなロールフィルムです。 

フィルムの種類は実はものすごく沢山あって、規格を立ち上げては普及しないで消えていったサイズも沢山あり、書いていくとホントフィルムだけですんごく長~~~いブログになるので、今回はやめときましょう。ブローニーというフィルムの中の120という規格のフィルムが、今もなお残ってそれを使うカメラがたくさん現存しているということです。ちなみに1900年ごろにブローニーの最初の規格がはじまったので100年前から素材とかが若干変わるだけでほぼ同じ構造をしているというのもビックリな点ですね。またおいおいフィルムもあーだこーだネタにします。

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中からは普通の人にはあんまし馴染みの無い姿のフィルムが巻物状になって入っています。初めてみたら「何コレ?」って思うかもしれません。

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ブローニーフィルムは巻き戻ししません。巻き上げたらそのまま最後まで一方通行なので巻き上げ側に、同じフィルムのが必要です。これをスプールといいます。コレが無いと構造的に撮影できません。たまに使う機種で、たまたま空スプールを抜いたかしてとにかく入ってなかったら、現地でΣ(゜□゜;)ガーン。。。とおもっきり半泣きになります。 家には空スプールなんてうじゃうじゃあるのに、現地ではどうすることもできません。生フィルムを一本泣く泣くビロ~ンとスプール確保の為の人柱にしないといけなくなります。ブローニーを使うカメラの場合は無くてはならないモノです。

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ブローニーフィルムの封を切って少し伸ばしますと、まだフィルムは見えません(見えたら困るけど)。リーダー部と言いまして遮光紙ですので真っ黒で光を通しません。120の特徴のひとつです。

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裏側はこうなってます。後ろからティーンエイジピースきてますね。若いな。

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で、それをビローン、と伸ばしてみると何やら数字が3段にわたって書かれています。120フィルムの特徴であるコマ番号です。上から「645」、「66」、「69」のフォーマット(フィルムの大きさ)で使用。マミヤ6は6x6のスクエアフォーマットなので真ん中の数字を使います、前述の赤窓と関係するので覚えててください。

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せっかくなので一番世界でポピュラーな35mmフィルムと比較してみましょう。大きさの違いがわかります。このサイズでも中判ということなので当然ながら大判というのも存在します。実は今もポピュラーです、大判。というか、昔は大判が普通で、段々小さくなっていったんです。携帯性と即写性を追求していった結果です。このあたりの歴史も、書けばそれだけで長~~ぃネタになりますからまたおいおい。

装填するまでにえらい道草くってます。一服しましょー。
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ま、飲みーや。と出されたのが・・・罰ゲームかのごとくドロンドロンの青汁。。。マジ?飲むの?コレ(笑)。。。
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by shonencamera | 2011-01-17 03:30 | スプリングカメラ | Comments(2)

カッパカメラ - マミヤ部隊 -  #001

突如として僕のフリーダムな部屋に現れたそれは・・・
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数じゃ負け負けだけどキャサリン風に言えば「マミヤ部隊」 ←キャサブログ参照
ついでに言えば、あのサンタほどキュートじゃない。ゴツイ。
マミヤ6がこんなに集まったのは僕のアタマがショートしたわけでもなく、僕が尊敬してやまないスーパーウルトラとんでもライダーの一人 
カッパさん の所有カメラ。新年会にカッパさんから「あ、僕のカメラ見てもらいましたっ?」って言われてから あ~・・・行かな~くちゃ(陽水風に) とずっと思ってて、ちょうど行ける日が超大寒波襲来っ!!の週末の凍てつく夜。あんまり乗らない間にスキーに行ったかと思うほど汚れた車で行ってきた。車なのにとにかくめーっちゃめっちゃ寒かった、さすが大寒波というだけある。

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で、カメラの在り処はコチラ。知ってる人はよーく知ってますね。そういえば最近、僕はお店がキチンと開いている時に来たことがない。

「カッパさんのカメラてどれ~?」と聞いて出してくれたのが
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そう、おいしそうなご飯!
じゃなくて、まぎれも無くマミヤ6。しかも箱付き。すごいねー。
アレ?でもこの乗っかってるのはPじゃないよ。

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カポン、と開けてみると程度の良すぎる革ケース。たぶんぜんぜん使ってませんね。知らんけど。

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で、やぱしそのキレイな革ケースの中からお出ましは、同じくらいキレイな状態を保っていたマミヤ6P。 
6Pってゆーてもすごい数ですごい事をして楽しむことじゃなくて、ポピュラーという意味の頭文字のね。 
わかった?フルスロットルBanさん(`ー´)。

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中でも僕の興味を引いたのがこの説明書。折り目も無くとてもキレイです。
P型は1957年(昭和32年)に出たので軽く半世紀以上過ぎてるから、箱が、説明書がこの状態で残ってるだけでも文化財だ。
すごいなー。デザインとかフォントとかがオモシロイよ。

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なんで僕が古い説明書が好きかというと、、、おねーさんの髪型っ。
とかの挿写真も楽しいし、説明文が文学ちっくなんだ。「~ならば」とか「よらば」「すなわち」とか、もう口語じゃ使わなくなったような言葉でしっかりととても丁寧に書いているのを読むのが楽しい。あと、「シャッター」が「シャッタ」とかね。そういう微妙なポイントにクスクス。
昔勤めてた4輪の整備工場の社長が、「しゃちょー、トゥディですよぉ」と何度言ってもホンダの軽四乗用車TODAYを「ツデイ」としか言えなかったのを急に思い出す。ホワイトボードにも「10/16 ○○さん ツデイ 車検」と書いてあって「字もか...」と腹がちぎれそうになるほどだった。
「しゃちょー、フィリピンって言ってくださぃ~!」って汚い事務所で汚いツナギ着て今考えると全ての面で劣悪条件が揃いすぎてたのに、ワイワイ楽しかった当時をちょっと思い出した。

さぁ、ではカッパカメラ、はじめましょうか~!
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その前に、ご飯だ(^▽^ゞ) ゴハンゴハン♪ わーぃ。いっただっきまぁ~す!! うまうま!
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by shonencamera | 2011-01-16 17:15 | スプリングカメラ | Comments(2)

そして SUPER FUJICA 6

スプリングカメラは蛇腹がポイント、それだけでノスタルジックな雰囲気バリバリだがこれはもうカクカクしたいかにもカメラ的デザインから2階級ほど特進した逸品。この時期のWEBショッピング症候群で見事仲間入りを果たされた。試写は似合わないサーキットに持っていってモノクロ・ポジと2本回したがまだ未現像。早く写りをルーペでみてみたくてしょーがない。モトレボには何台かフィルムカメラを持っていったが一般ピープルにはこのフジカシックスが一番好評だった。写りも同じくらい好評であってくれれば嬉しいがさてどうだろう。
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フジカという名前を聞くだけでもう一気に時代は昭和。僕は自転車で走り回った昔の僕の町を思い出す。校区から出ちゃダメ、と言われてたけどそれはムリ。少しペダルを漕げばその当時からクラシックカメラだったこんなのとか、当時の最新一眼レフだとかが自慢気に大きなショーウィンドウに飾ってあったカメラ屋があったので、そこに行くのが楽しみだった。もちろん見るだけ。じーっと、じーっと少しずつ位置を横移動させて。手と鼻の脂の痕跡で毎回迷惑をかけただろう。店の中にまでは入っていく勇気が無かった。さすがに小学生では客にはなれなかったから。しばらく堪能したら、外においてあるカッコいいパンフレットを前カゴにドサっと積んで、坂を登って帰って寝そべって穴の開くほど読む。


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このフジカの軍幹部のアールは日本のカメラとは思えない他に類を見ないモノで、僕はなんとなく流線型機関車のソレが浮かんでしまう。この機関車の前でポーズをとっている人は僕の大好きなデザイナー レイモンド・ローウィ。後ろの機関車も彼のデザイン。ナビスコのマークもローウィだったりする(他にもいーっぱいある)。僕は彼のデザインしたカメラがすごく好きなんだ。それもまたいつかココで紹介しよう。
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by shonencamera | 2010-12-02 17:53 | スプリングカメラ | Comments(0)

Mamiya 6 Automat  蛇腹カメラ

ファインダーがそれなりにええ加減なので完全シンメトリックは難しい。
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僕の大好きなカメラの修理屋さんが直してくれたマミヤ6オートマット。
カメラ屋のプライスタグには当時では信じられない安値がついてて、追記にレンズカビ、しかし美品、とのことでめでたくうちにやってきた。だって前から触りたかったし使いたかったし、写りが見たかったもん。そのココロは後述。
この個体はウソ偽りの無いカビレンズでしばらく触って眺めるだけだったが、そのレンズをどないかならんかなぁと診てもらったときに、素早いチェックの後「残念なお知らせが・・・」と蛇腹のコーナーに穴があることを教えてくれた。あぁ、もうホントにジャンクのジャンクだったんだ、、、と思ってたら「この状態で(畳まない)持って帰れます?」と。何のことだかポカンとした顔をしてたんだろう、すぐに察知して「このまま持って帰れるなら応急処置をします、たぶんいけると思います、数日触らないでくださいね」と言って目の前で直してくれた。 僕はその一部始終を見てて、あぁ、この人は僕の神さまかもしれない。とちょっと本気でそー思った。

そのマミヤ6オートマットの試写の時に、手持ちの蛇腹カメラを全部持ってって対決させてみた。並べてみるとかなりニッチ。各メーカーのフラッグシップ機が集結してるんだ。たぶん全然訳解らないかもしれないけど。
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左はコニカ パール3(1955 昭和30年)、真ん中が今回の主役マミヤ6オートマット(1955 昭和30年)、そして右がキングオブ蛇腹カメラのツァイス イコンタ スーパーシックス533/16(1952-諸説あり)。この3機種に共通している点は、蛇腹カメラなのに全て自動巻止が備わっていること(赤窓が無いのだ)。僕の好みなんだろう、蛇腹街道はそれなりに通ってきた結果手元に残った機種が赤窓無しの機種ばかり。パール2もチビリそうになるほど写りには感動しながらもパール3なら赤窓を見なくてもいいんだ、と思うと、探さずにはいられなかった。めでたく発見・保護し、階級をあげた。ツァイスもスーパーシックスのシリーズを何台か経て、テッサーの2.8があるならそれの写りが見たい、触りたい、ということでとうとうBXを手に入れた。そして、国内外の蛇腹カメラの頂点を吟味していると絶対外せないのが国産マミヤ6、それもオートマットじゃないとイヤ。

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カメラ好きじゃなくても撮影する人が一番長い間見ている箇所がファインダーじゃなくて軍幹部だろう。だからカメラの軍幹部はデザイン的に良くなければいけないし、仕上げも上質でなければ愛でれない、外装ではフロント部分と同じくらい大事な箇所なんだ。どの機種もメーカーの色が出ててすぐにそれとわかる、個性溢れるカメラ達。これを撮影する為に敬意を表してわざわざ重たいのに、同世代の35mmの王様、ライカM3を起用して、更にわざわざポジで撮っている。アホや。

マミヤ6オートマットがすごいのは、巻上動作と同時に「シャッターのチャージ」をしてしまうことだ。これは6x6のスプリングカメラではマミヤしか成しえていない(他のフォーマットは知らん、僕は66がすきなのだ。パールは645だが、ヘキサノンが好きなので勝手な例外である)

ツァイスは早々に自動巻止を採用していたが(しかし戦前型は11枚撮りという贅沢すぎるカメラだった)セルフコッキングまでは採用できなかった。それを国産のカメラが一回の巻上動作であとはシャッターを押すだけという快挙をやってのけたのだ。メカニズム的には天下のツァイスを越えたマミヤ6。これを触わらずして死ねるか、ということである。死んどけ、と言うな。 でも当時は高かった。完全調子のソレは「あ、ほなお持ち帰りしよかー」と気安く言える値段ではなかった。

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線路をシンメトリックに撮ったら、やはり電車も撮っておこう。電車といえば駅撮りじゃない場合はほとんどの場合走ってはる状態なので、マミヤ6で流し撮りっ!ビミョーだが良しとしよう。初撮り3コマ目なんだからマケといてくれ。


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モノクロもかなり健闘していたが、カラーはまた別の意味で非常に味がある良い写り。ただしシャッターを押したあとの共鳴感触というのだろうか、少しボディに反響する安っぽぃとは言わないがあの軽い音が特徴的。ボディの目方がすごく軽いのでそれも影響しているんだろうか。こと、フィーリングで言えばツァイスの圧勝であるが、パールもマミヤもツァイス比で圧倒的に軽いというメリットがでかいので、もし僕のように数台も持ってて選べるようなバカな環境にいる場合はついつい軽い方をチョイスしてしまうという具合になってしまう。なんでイコンタスーパーを買ったんだろう。。。かわいそうに、ごめんね...っておもってしまうようになると重症。


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このトワイライトタイムの空が大好き。 けっこういいトーンが出てて驚く、優しいトーンだ。オリンパスってやっぱええなぁ。そう、マミヤ6についてるレンズは泣く子も黙るオリンパス製ズイコー。漢字で書くと確か「瑞光」、いや~、やっぱし日本人っていいね。瑞雲たなびく光景を瑞光で撮る、なーんてもう撮影するにも和装してシャッター切る度に「では一句...金色(こんじき)のぉ~・・・」とかせなアカンよな気持ちになってしまうネーミング。ネーミングで言えば今は無きミノルタの社名とかも由来は有名でけっこう面白い。カメラ名とかだともっといっぱいある。安直でどうしようもなくアホなのも更にいっぱいあるけど。

さてそのズイコーレンズの威力を感じつつ、カビが無かったらもっと・・・と、思ってしまうのはカメラマンの性。でも、このカメラには修理屋さんの優しさが入ってるから、僕は違うマミヤを探すことは無い。同時に撮ったモノクロネガの結果はもうすでに修理屋さんとあーだこーだ言いながら話のネタにして楽しんだ。ポジは時間がかかるからよーやくお披露目。 ありがとう、すごくいい感じのカメラとして復活しました!
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by shonencamera | 2010-12-02 08:00 | スプリングカメラ | Comments(13)


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