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PENTAX AF400T  男のグリップストロボ

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さぁ、今更グリップストロボをあだこだ書くヤツはいないだろうが
検索で来てくれたPENTAXファンの君に捧げよう、もちろんしぶといフィルムファン。Kシリーズがデジからだと思ってる若いファンも構わない、長いけど読んでいけ読んでいけ。

67ファン、LXやMX、MEスーパーやジャミラのMZ-Sまだ使ってるキモヲタも大歓迎だ。
PENTAXファンには鉄も多いだろーから国鉄時代までならまぁまぁ話できるぞ!いいか?いらねーか?(笑)

さて、今回はフィルムカメラ時代の最高峰ストロボだったAF400Tだ。

このストロボ、もちろんPENTAXが作った訳じゃなくて、基本はSUNPAKに作らせている。
しかしTTLオートを搭載してる点と、PENTAXのネームをつける為に細かい箇所が随分違う。上質だ。
AF400Tは35mm以外に67や645ユースも考えて作っているのでとにかく芸が細かい。
値段はSUNPAKの同じGNクラスと比べれば倍ほどしたので各部質が違って当たり前だが、
発光量がとにかく大事ですぐにボロボロにしてしまう道具はコスパが最優先されて・・・SUNPAK(笑)。

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ずっとSUNPAKグリップストロボを使ってて、LXにはやっぱし要るよなぁと(普通は要らん)
とうとうPENTAX AF400Tを手に入れた時に驚いたのがココだ。
カメラを装着してストロボと合体させる箇所。

「ふーん。。。」 とただぼーっと見てたらなんにもわからない、そこがポイント。

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SUNPAKと並べてみても・・・ 「ふーん・・・」(笑)だろう?
そらそーだ。使わなきゃ形がちょっと違うだけでぜーんぜんわからん。

剛性が全く違うのだ。撮ってるとSUNPAKはぐにゃぐにゃとたわむ感が気持ち悪い。
ここだけでもあと2個くらい予備で欲しくなるほど最高なんだ。
ちゃんとしたチューニングメーカー製のボアUPシリンダーと、中華か台湾のシリンダーの差くらいはある。
余計にわからんか、そーか。次行くぞ。

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フランジはいっしょなので、互換性がある。SUNPAKにペンタも取り付けることができる。その逆も。

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TRパックも、外部端子の凸を少し削ってやればSUNPAKのものが装着可能。
PENTAXのTRパックはSUNPAKと中身は同じ。

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シンクロコードは4Pコード。正式には4PシンクロコードBという。
BというからにはAもある。更にCもある。そしてAとBには加えて5mのコードもある。
そうだった、昔からPENTAXはアクセサリーにはうるさいメーカーだったのだ。

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で、これがAF400Tを買った人のほとんどが買うBのコードだ。ホットシュータイプ。
電気接点も今ほど多くない。このうちの右下だったかをテープでキャンセルすればLXでスローシンクロになる(と思う)

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さあ、お待ちかね。操作パネル部だ。
こういうパネル部を見て萌えないヤツはもう使う資格は無い。
これをぱっぱと直感でガシュガシュといじれないとダメだ、昭和時代の限定解除の事前審査と等しい。

左から、外部電源端子の下がメインスイッチ。EXTが外部電源、INTは電池の場合。
で、モード切替がTTL→黄色(外光 近距離オート)→緑(外光中距離オート)→赤(外光遠距離オート)
一番右がM マニュアルで4段のパワーレシオができる。

その手前のMSは何かというと、PENTAXマニュアルシンクロの略で、発光量はマニュアルながら
・Xシャッター速度への自動切り替え
・ファインダー内チャージ完了確認
・高速シャッター時の発光防止
・低速シャッター速度でのシンクロ  以上が効く。

まあ一昔、二昔前のPENTAXカメラボディを使っていないと色んな至れりつくせりの機能は感じられないが
この時代でもここまでオートマチックを追求してるのってよくがんばってるよなぁという感じがする。
ただし、オート確認だとか調光OKサインだとかが出てる間は次が打てないのでワインダーやモードラ時
その為のON/OFFレバーもある。自分のスタイルに合わせてやってくれ、というめちゃくちゃ考えられてるストロボだ。
こういうとこがPENTAXだなぁと思う。ちゃんと撮って試してるんだろなーって。
EOSはね、そーいうトコとか作ってるヤツ 「オマエちゃんと撮ってないだろ!」って思う箇所がなんか多い。
だから文句言いたくなる。その割になんでもちょっと高いから余計に導火線に火がつくんだ。

発光部のレバーはTTLの場合はどうでもいい。ボディ側のISO値が優先される。
感度がASAというのが時代を感じさせるかもしれないが、実はこの個体の時にはもうすでに完全にISOに変わっている。
67の2型が出てるくらいの最終個体。ASAをISOに読み替えて使ってね、どーせ数字はいっしょだし。
て感じだったんだろう。ぜんぜんそれでいいと思う。

ヘッド部の左下に -15 というレバーがある。
これはヘッドダウンをする為のレバーだ。
オート622を使ったことがないから全てのSUNPAKを知ってるわけじゃないが、SUNPAKにはついてない仕様だ。
意味わからん人はコメントくれ。「へー、読んでる人いるんだ」とびっくりしてお礼でも書くから。

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まあとにかくグリップストロボをシステムUPすれば、こんなふうにスパイラルコードとかでデコられて
まるでモビルスーツのようなシステムカメラになっていく。
メカメカしいレバーやコードでぐちゃぐちゃのこういうスタイルは男の子には格好良く見えてしょうがなかったのだ。

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さて、電源部はグリップの更に下に装着される。単三が6本円形に収納される。
これをエンド部分にグリグリとねじ込んでいく珍しいバッテリー部分&装着方法である。

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ちなみにSUNPAKは後期ではほとんどがヘッド部にカートリッジタイプで同じく単三が6本となる。
TTLシステムが入ったから場所が無くなったのだろう。しらんけど。

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おかげで電池作動させよーと思ったら、ただでさえ長くてでかいのに更にロングになる。
格好があまり良くは無い。今じゃ「何それ?!ながっ!」とびっくりさせたり笑わせたりすることができそうだ。

67には後付グリップの代わりにAF400TやAT280Tをつけるホットシューアダプターとかを差し込むアクセとかがあったりして、とにかく全盛期にはストロボ系に限らずアクセは超大量にあった。買えば買うほど写真は相変わらずなのに強くなるよーな気にさせてくれる不思議なアイテム達だった。だんだんとアクセサリーのカタログが薄くなっていくにしたがって、ぼちぼちフィルムの時代も終わりだなぁと寂しく感じたものだ。

グリップストロボはISO100で1mフル発光だとストロボメーターではF11半くらいでる。
SUNPAKの場合はだいたいGN40~GN45くらいだ。2灯で炊くと確実にF16は出る。
これをISO400で撮るとかなり絞ることができる。

しかし同じ距離でミニカムをフル発光させると、1灯でストロボメーターでは楽勝でF32半。
グリップストロボが束になってもミニカムからすれば「なんかワーワー下々が騒いどるのぉー」なのである。

まぁISOを平気で3200とかあげれる普通の人にはこんな非日常の大光量などより
中華FMラジオトリガーがTTL対応したとか、そういうことの方が楽しみなんだろうが(実は僕も欲しい)
しっかりとした大光量をちゃんと出してくれるストロボがこの先ずーっと必要な人間も居るのだ。
押入れに眠らせているなら是非僕に申し出て欲しい。大事に使い倒すことを約束する。
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by shonencamera | 2013-03-11 04:09 | ストロボ系 | Comments(13)
Commented by for→Dreami'n at 2013-03-12 00:45 x
このバッテリーの入れ方(6本円形)スゲー!!
Commented by shonencamera at 2013-03-12 03:36
だろ?( ̄ー ̄)ウフフ
Commented by AS280 at 2013-06-14 00:27 x
当時のサンパック開発者が喜ぶか、激怒するかは解らんけど、auto4000で松下電器を抜いたんだよね。
でもって、このペンタの400から数年後にそのノウハウが全く違う会社に伝授されたのはご存知でしょか?

因みに280、400共にデザインの原案は当時のサンパック開発責任者のご子息の玩具からアンダーバウンズの定理が産み出されたんですよ。

意外と思いますが、直接聞いた事があります。
久しぶりに買おうかな。
Commented by AS280 at 2013-06-14 00:31 x
あ、バッテリーに関しては忘れていたけど、当時のニッカド電池の繋ぎ方がこんな風で、ラジコンの四角電池を使う計画があったのですが、コスト高になるので断念したと当時のサンパック開発者より聞きましたな。
Commented by shonencamera at 2013-06-16 01:00
うわー、何かとても事情に詳しい感じがメリメリと伝わってきます。。
数年後のノウハウが違う会社に・・・ という箇所がとても興味津々。

280も下向きできたんですか?
ラジコン用の電池パック(7.2Vとか)はTRパックにコネクター端子をつけてよく使ってました。
Commented by AS280 -15について at 2013-06-25 19:18 x
昭和52年頃だと思いますが、ストロボ業界におけるサードパーティー市場で松下のトップシェアを奪還するために狙ったプロジェクトの一環でした。

その後グリップタイプでは(型番でいうならAutoZOOM3075、3600、4000)をリリースし、ペンタ部分につけるタイプではSR25、20をリリースし、PENTAXにライセンス契約を譲渡したのは、今のレンズでいうならTokina、TAMRONでも同じように自社で開発するよりもコストが安くなると見込んだ故に購入したこともあり、SUNPAKはAutozoom4000で松下からシェア奪還したのことが、当時の業界では話題になったものの、その後(昭和58年頃)シュー交換タイプのストロボをリリースしたことにより経営が悪化したことから、当時の技術者が脱兎のごとくw離れていったわけです。

その状況を見れば、どこの会社に技術が移行されたかはお分かりになるかとは思いますし、年代を考えればその技術者はすでに定年退職していることを時系列でみればわかるかとは思います。(笑)

因みにCanonも一時期は松下のOEM製品を使っていたのはご存知でしょうか?
Commented by shonencamera at 2013-07-01 01:43
昭和52年(1977)と言えば、まだ沢田研二がジュリーだった頃でキャンディーズはまだピチピチだった頃じゃないですか。毎日が楽しかった頃です。

さてサンパック、DXシューは喜んで買いましたが接触に度々泣かされました。ただ打倒Nationalのサンパックの勢いと根性があったときはまだ勢力分布図などわからなかったです、サンパックがそんなに意欲的に燃えていた頃が長く続かなかったのは残念。そうするとSR20やSR25はまだ中古屋のジャンク棚やストロボ棚にズララと並んでたりしてサンパック黄金期の夢の跡のようですね。
Canonはデジになってからようやく使い始めましたので昔のCanonはほぼ知らないんです、553とかの時代でしょうか。
Commented by AS280 at 2013-07-09 18:33 x
DXシューキター
あれは確実にサンパックの首を自分で締めましたな。
一見便利そうに見えても、本体買わないしシューが高いので売上がダウンした要因だったんですよね。

あの頃はニコンが自社製、キヤノンが松下、旭光学はサンパックと分かれてOEM天国だったんですが、サンパックの向上は半端無かったです。

ポラロイドのマグネシウムフラッシュの日本販売権を確かドイツから日本に持ってきたり、110系もつくったり、事業所としては品川大崎、五反田から神奈川の市が尾と川崎馬絹に工場を拡張移転したり、仙台白石を主点事業所とするなど元気でしたね。

実を言えばサンパックには一度危機があったのです。
丁度1978年頃、中間技術者の半数が松下からのヘッドハンティングがありましたが、T社長が全力で止めてそれから打倒松下の機運が高まった訳なんですが、その後は『からの巣症候群』になってしまったんでしょうね。

25SRは私も好きですが、あれはメインクレジットではなく練習素材なんですよね。
確か開発者はM電機に行った筈ですが。

因みにニッシンもサンパックのDNAが多少入ってます。
Commented by shonencamera at 2013-07-11 10:43
おぉ、なんて事情通なんでしょう。サンパックのT社長という方がかなりのやり手だったのですね。DXシューは発想はまさに社外品ならではのアイデアで、タムロンのアダプトールと同じ志を感じて好きは好きでしたが、商業的に成功しなかったのが勿体無いですね。DXはHasselblad用もまだ持ってて健在ですが、正直オートであんまし撮りません、これもまたもう当時を偲ぶモノのひとつですね。

ニッシンにもサンパックの流入があったんですか。マシンガンストロボからニッシンユーザーを初めて3/4用も増殖。比較的安価なのと3年保証が擽りますが、愚民に大人気のYongnuoストロボを友達が買ってはじめて実際に触ってみましたが、ボディの造りがニッシンクオリティを遥かに上回っておりガッカリするやらびっくりするやら。中身や耐久性は使わないとわかりませんが、ニッシンのストロボはまだまだ過渡期という感じをうけてます。もちろん現時点ではがんばってほしいという好意的な気持ちでです。
Commented by kei at 2013-11-06 12:26 x
懐かしい。このフラッシュ、私も持ってますよ。
単三6個・アルカリが36枚撮り1本で無くなる(笑)んで、TR-パワーパック買いました。
LX+LXワインダー+望遠ズームで、AF400Tにテレアダプタ付けて高校の文化祭の後夜祭を撮ってました。
その様子を見たクラスメイト曰く「なんだその波動砲みたいなフラッシュは」
Commented by shonencamera at 2013-11-07 19:34
>波動砲
ということは宇宙戦艦ヤマト世代ですね、こんにちは。
高校の頃にえらく豪勢なセットでお撮りになってたんですね~。
AF400Tはフル装着スタイルが数あるグリップストロボの中で一番仰々しいストロボじゃないかなと思います。
お友達の目にも、「こ、こいつ・・・ただもんじゃねぇな」と映ったことでしょう。
Commented by 構造解析2 at 2016-03-27 20:16 x
検索で飛んできました!

AF400T、中古屋に落ちていたのでサルベージして来ました!
以下にインプレッションを。

俺「へっへっへ、さっさとさらけ出すんだな」
AF400T(以下AF)「初めてなの、優しくして」
俺「おっとぉ、年増(’87 JAPAN CAMERA SHOWのカメラ総合カタログに記載有)のくせにまだ膜が(梱包用ビニールが未開封)ありやがるぜ!」
AF「いや、そんなに急に入れないで」
俺「ヒャッハー!なんてこった!6本も飲み込みやがったぜ!(単三乾電池6本仕様です)もう1本入りそうだ!(中央部に1本分スペース有り)捻じ込んでやるぜ!(グリップ直下に)」
AF「あっ、そこは」
俺「なんだぁ?ここかぁ?(INTスイッチをON)」
AF「あっ、何かが来る~(READY TESTがオレンジ色に)」
俺「ポチッとな(TESTボタン押下)」
AF「ボン!」

てな具合でした。あとはコレに付属してきた4PシンクロコードBに見合う機体を探さねば。
どっかにブロニカETRにTTL接続できるコード落ちてないかな。
Commented by shonencamera at 2016-04-21 01:34
まず現代でAF400Tを使おうという心意気に拍手を送ります。仕事でもよっぽどじゃないと出番がありません。
オートはブロニカにも有効なんですか?メカニズムはどうなってるんでしょう。。


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