未稼働に終わった合体メカ

つい先月に、土星探査機カッシーニホイヘンスと地球との交信が途絶えてしまいましたが、こちらも更新が途絶えて久しかったですね。
情熱が無くなったり力尽きたとかそういうわけではなく、ただ単に好き放題書いてわーわー言うような話題がなかったのが主たる理由で、平素の仕事では相変わらずいつも通り撮っています。

そんな中、ちょっと変わった依頼を頂いたのでアレコレ考えてみるキッカケがあったので久しぶりにUPすることができました。商い的にもブログ的にもありがたいことです。

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これがそのブツなんですよ、はい。ムービーです。

まぁただ単に「ビデオ回して欲しい」(←ほんとにほぼ依頼原文のまんまなんです)っていうことで僕が頭の中で考えたのが、動画では素人同様の僕にせっかく依頼くださってるのだから、せめて音声だけでも少しクオリティを上げて「おぉ、なんか音いいじゃん!なんでなんで?!」くらいには喜んでもらえるかなー、という感じでひねくり出した結果がこれです。

というのも、ビデオカメラにも(EOSやデジカメムービーでも)音声はPCMで映像と同時記録ができますが、音質的には「無かったらちょと困るけど...」という程度のオマケみたいなもので、音としては外部マイクつけても非常にノイジーでとてもしんどい音です。EOSなど元々がスチルカメラですからしょうがないと思いますが、映像が本家の家庭用ビデオカメラですら音に関してはガッカリするような機種が案外多いのです。なので画を撮るのはカメラボディ、音を撮るのはPCMレコーダー、という形で分けて作業させて後でPCで同期させて完成させるのを目標に手持ちの機材を集めて組み合わせてみました。昔から持ってるPCM-M10、AT9941のご登場です。

かなり合体メカちっくになってまして(タイムボカンのびっくりどっきりメカとか、ああいうテイスト)正直実際テストで撮る作業よりも、手持ちのアダプターなどをあれこれ駆使してこれを思案してる最中が一番楽しかったです。専門屋さんや素人でもマニアの方からするとなんじゃこれはかもでお恥ずかしい限りですが、コンセプトは「一人で撮影作業をしながら音を別録りできる装置を片手でふふふんとぶら下げれるように」です。ここでも中華の安いパチもんアクセが活躍します。U字のグリップはそのまま地べたに置けるというだけでもありがたいですし、超小形の自由雲台は見た目よりも固定力がありけっこう有効というのがわかりました。しかしいろんな組み合わせを考えると、もう少し剛性感が欲しいのと、1/4ネジ穴があちこちに空いたチーズプレートをベースに発展させた方がアクセの装着の自由度が高いでしょう。もしかしたら本格的なそういうモノ(リグというのか?)もあるのかもしれません。

まぁ現状パッと見ではこしらえた自身が言うのもなんですが、コレを街中でぶら下げて撮ったりするのは一人では正直イヤですね、第三者がひと目で撮影の意図を理解できるような公的大義名分、または人の目が気にならなくなる魔法かモース硬度5.0以上の勇気が要ります。

またSONYからPCM-M10が出てから随分と長い年月が経っており(そう考えると音声機器はデジタルになっても珍しく寿命がとても長いとも言えますね)、今ではもっと軽くて安くて良いPCMレコーダーが沢山発売されています。M10重量は約190g、単体では軽いが剛性の低いプラのグリップ積載には少し重いともいえます。マイクに至っては素人は相場も性能とかもよくわかりません。AT9941を購入した当時は今のようにデジタル一眼でムービーなど撮れませんでしたので、ムービーカメラメーカー純正かオーテクのこれくらいしか一般人が選ぶのにちょうど良い機種は見当たらなかったのです。今はマイクも多種類出ていて、ショックマウントなども当然のように装着されていてマイク業界はデジタルムービーの一般化で珍しくバブリーなことになったと思います。性能的にはまさしくピンキリの世界ですが、AT9941くらいのレベルである1万円前後で買えるマイクを使っただけでも内蔵マイクよりははるかに音が良く激変するのですが、音の世界からいえば超々ビギナーレベルだそうで、専門家が普段使っている型番などを調べるとコーヒー吹きそうな値段だったりしますから(桁が違った...)、やはり専門分野はひとつにしぼった方が良いな、、と調べる段階でものすごく感じた良い経験でした。

で、実際にどうだったかというと当日現場で撮影内容を聞き、現場状況や鑑賞環境などを考慮し瞬間判断した結果、先方さん所有のビデオカメラで撮影して撮影終了すればそのままお返してすぐにテレビで楽しんで頂くことがベストと判断。この合体メカムービーは実戦投入されず少々残念でした。また何かの機会に稼働させてみたいとは思っています。

しかし、ここで疑問がわきました。これだけ映像を素人がホイホイと撮ってはUPするというみんな映像大好き世界の状態になっているのに、検索単語をいくら変えて探してみても出てくるのはたいていがグリップにマイク載っけてカメラボディ単体で映像も音声も撮る、っていうものばかりなのです。
検索中に出てくる「音と映像は別で撮る」ということが高品質を目指すならば半ば当然のようになっている感じを受けましたが、その別撮りしている人の作法や状況を知りたいと思ってもそれは画像であれ動画であれほとんど出てこないのです。グリップに外部マイクをただシューにつけただけでも音は内蔵よりもキレイになりますが、操作音などが混入することはショックマウントがあってもなかなか避けられないのです(僕が一番気になってしょうがないのはこの操作音)、みんなどう搭載しているんでしょうね。



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# by shonencamera | 2017-10-11 00:43 | アクセサリー系 | Comments(0)

TRパックも LIPO

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もはや絶滅危惧種になったグリップストロボを使う際に必須ともいえるTRパックも、パック電池化を施して個人的には半端ともいえる6個の電池を充電・管理する手間を軽減することができる(つまり、まだしぶとく使っている)。前回は大光量バッテリー式ストロボだったが、ここまで小型用途になるとLIPOでもニッ水でもニッカドでもどれ使っても性能に体感できるほどの違いはない。たとえば昔使っていたニッ水パック残ってるから使ってみようか、とか、そういうノリの方が良い。一度にドーンと大電流を流せるかどうかというよりも、電池の管理が1個(パック)で済む、という利点の方が僕には大きかったというのが換装した理由だ。なので通常使用で何の問題とも感じていない場合、エネループ6本でも充分な働きをする代物をわざわざLIPO仕様にせねばいけない要素はない。強いて言えばLIPOは容量が星の数ほど選べるという点、そして前回同様強烈な軽量化ができるという点はメリットである。

わざわざこんな古いものを引っ張り出して21世紀もけっこう経った今使わずとも良いが、各ストロボメーカーで先っちょ、端子がほぼ全部違う。ストロボ本体を同一メーカーで全て揃えていれば済む話だが用途やたまたまとても気に入った、とかで気がつけばついつい増殖してしまいがちです。

外部電源の電池(パックの場合)どれくらい消費するかというと、例えば3000mAhの電池パックを空にするくらい撮影しようとすると、先に撮影者や被写体の方がへばってしまうくらい撮影できてしまう。照明設置方法によりけりで、F32で絞り倒してTRパックつけたクリップオンで何故か物撮りとかをすれば(普通しないけど)フルパワー付近が続くので当然もっと早くに減ってしまうが、バッテリーうんぬんの前に発熱でパワーパックやストロボが熔け始めてしまうだろう。

現代のメーカー製パワーパックは現代バッテリー環境や、1日あたりの連続撮影枚数の強烈な増加に対応できるようにストロボ本体同様進化に進化を遂げており、内部回路にも製造時点での一番効率の良いものが選ばれている。単体半導体などで組まれた回路がひとつの集積回路で済むようになったり、耐性が飛躍的に向上してたりするので、規格が合えば今の製品を使うのが動作としても結果としても使用体感としても遥かに良い。昔の機材は今の撮影スピードで使うような想定はしていなく、現実使用ではすぐにヒートしたりする、それを状態把握しながら最後の最後まで引導を渡すかのようにしっかりと使ってやるのも、またフィルム時代を共に過ごしたモノへの愛情かもしれないし、回路に詳しい人からすれば無茶なことをして...となっているのかもしれない。しかし使わなくなってずーっとジャンク箱で今度いつ引っ張り出すのかという状態で死蔵するよりは、有益なモノは前線で華々しく活躍させ、そしてまた散ったとしても、機材冥利に尽きるというものだろう。持ち主の勝手な主観かもしれないが僕はそう思って少し懐かしい機材を今だに最前線につれていく。












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# by shonencamera | 2017-03-24 02:14 | ストロボ系 | Comments(0)


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